初めてのデートはワクワクするもの。しかし、相手のちょっとした言動に違和感どころか嫌悪感を抱いてしまうことがある。
はてな匿名ダイアリーには5月12日、「初デートのレストランで相手を置いて帰ってきた」というドキッとするタイトルの投稿があった。投稿者の身には、一体何が起こったのか。
「じゃなにか。わたしもそういう感じで選んだってことか」
投稿者は女性。男性とデートをした際、レストランで座席に座り、注文する時に事件が起こる。相手の男性がメニューを開くことなく、店員にお勧めメニューを聞いたのだ。投稿者は、
「メニュー開けよ!真っ先に目に入る料理がお勧めだよ!それとも何?初めての店なのにいきなり裏メニューとか出してもらえると思った?馬鹿なの?」
と怒りが湧き上がった。店としても、男性の好みを知らなければお勧めするにもできない。男性はドヤ顔だったというが、女性は「じゃなにか。わたしもそういう感じで選んだってことだ(中略)僕ちゃん好みとかないけど、とりあえず普通に美味しければいいかな。的な」と、自分がないがしろにされたと感じ、
「こちとら見た目以上に個性的な食材をそこそこにパンチの聞いた調理法で仕上げて来たマニア好みな一皿だよ」
と感情が爆発。投稿では男性のことを散々罵っていることから、よほど腹が立ったのだろう。一般的に、女性は男性から大切に思われると嬉しいもの。初デートで食事の好みに関心を示されなかったため、男性に対して不快に思うのも無理はない。
投稿のタイトルには「置いて帰った」とあるが、料理だけでも楽しみたいと思ったため、店には残っている。しかし相手の男性はなかなかだ。店員の勧めのまま、あろうことか食事と飲み物を2人分注文したといい、投稿者は「すごーい!きみはとても良く食べるフレンズなんだね!」と結んだ。
「こっちの分まで勝手に頼んだの?ありえない!」
確かに、いきなりお勧めを聞くというのはメニューを見て自分で考えること自体を放棄しているようにも感じられる。そして、お店の勧めるままに注文するというのも主体性がない。
そうやって考えると女性ががっかりする気持ちもわからなくはないが、投稿では終始上から目線のトーンであることから、はてなブックマークでは、「『マニア好みの一皿』ってすごい自意識高い」など、女性への批判が相次いでいる。
「『デートマニュアルを必死で覚えてくるレベルの男』に『個性的でマニアックな一面を併せ持つ高尚な私』をどうにかできると思われていた事の方が引っかかってそう」
男性が「俺にぴったり合うものを出してくれ」と発言するのであれば引くが、店のお勧めを聞くくらいであればあることだろう、という意見もある。ここまで怒れるという様子を見て、「最初から嫌いなんじゃないか」と勘ぐる人も。そもそも一体なぜデートにいくことを了承してしまったのだろうか。
ここまで読むと、ちょっと鼻持ちならない女性だという印象を受けるが、最後のオチを読んだことで、「こっちの分まで勝手に頼んだの?!ありえないわ」「全品2人前注文する人とは一緒に飯食いに行きたくない」など、男性の態度は酷すぎる、と書く人も多かった。初デートは今後の2人の関係を決める重要なイベントだ。お互いに相手を思いやる心は持っていたい。