F1は今週末のスペインGPから、ファンを魅了するための一連の新たな取り組みを始める。
F1新オーナーのリバティ・メディアは、グランプリの週末をファンにとってより魅力的なものにするべく刷新を図ってきたが、今週末のバルセロナから“ファン・フェスティバル”とも呼べる催しを始める。
オーストラリアGPやイギリスGPの主催者が作り上げたモデルを踏襲し、コース上でのセッションやイベントの合間にインタビューや特集映像をサーキットの大型スクリーンで流す。
内容を一新して標準化されたファン・ゾーンでは、シミュレーターやピットストップ・チャレンジの体験が可能。来場者は2シーターのF1マシン体験やパドック・クラブのパス、チームとの写真撮影権が当たるコンテストに参加することもできる。
パドック・クラブの企業ゲストはドライバーズ・パレードのトラックでコースを回ったり、ショーカーや実物大モデルのマシン展示エリアへ入ったりすることができる。
「F1は大きく進化を遂げている最中であり、スペインGPはF1ブランドの歴史の中でも画期的な節目のグランプリとなるだろう」とF1商業部門のマネージングディレクターであるショーン・ブラッチスは述べた。
「手始めとして、我々はファンとの距離を縮め、F1の魅力を拡大することに焦点を置いている」
「今週末のファン・フェスティバルの立ち上げは、この取り組みの始まりを記念するものになるだろう。今シーズン中、また、来シーズン以降も、このような方法でレースを活性化することに我々は興奮している」