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かつて存在した映画会社「新東宝」特集上映、笠智衆や高峰秀子ら出演の6本

2017年05月13日 12:33  CINRA.NET

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『たそがれ酒場』(監督:内田吐夢)
上映企画『新東宝70周年記念 ~日本映画黄金時代のきらめき~』が、本日5月13日から神奈川・川崎市市民ミュージアムで開催されている。

1947年に発足した映画会社・新東宝の70周年を記念して、5月28日までの毎週末に開催されている同企画。上映作品は、笠智衆が出演した1948年の作品『生きている画像』、谷崎潤一郎の小説を原作とし、花井蘭子、轟夕起子、山根壽子、高峰秀子が4姉妹を演じた1950年の『細雪』、日本におけるトーキー映画の草分けでもある五所平之助が監督を務めた1952年の『朝の波紋』、佐分利信が監督と主演を務めた1952年の『慟哭』、内田吐夢監督が大衆酒場の人間模様を描いた1955年の『たそがれ酒場』、実在の棋士・阪田三吉の生涯を描いた1955年の『王将一代』。

全作品の上映には16ミリフィルムを使用。上映スケジュールは川崎市市民ミュージアムのオフィシャルサイトで確認しよう。

なお新東宝は1946年に勃発した第二次東宝争議を機に、会社と労働組合のいずれにも賛同しない有志を中心にして発足。1961年に倒産するまで、800本以上の映画を世に送り出した。