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全日本F3:ヘビーウエットの第6戦/第7戦の予選はパロウがポールポジション獲得

2017年05月13日 11:03  AUTOSPORT web

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全日本F3第6戦・第7戦のポールポジションを獲得したアレックス・パロウ(THREEBOND)
全日本F3選手権の第3ラウンドは5月13日、第6戦/第7戦の公式予選が行われ、ヘビーウエットのなか、アレックス・パロウ(THREEBOND)が両戦ともポールポジションを獲得した。

 富士山も顔を出す晴天に恵まれた金曜の専有走行を経て、迎えた全日本F3第6戦/第7戦の公式予選。今回は岡山、鈴鹿で行われた30分1本の予選スタイルではなく、昨年までも行われていたような10分間ずつの予選となった。

 5月13日の富士スピードウェイは、全国的な荒天のため朝から強めの雨が降る状況。フルウエットのなか9時55分から第6戦の公式予選がスタートしたが、各車ともコンディションをたしかめながら、アタックが展開されていった。

 10分間の第6戦の公式予選は、アレックス・パロウ(THREEBOND)と高星明誠(B-MAX NDDP F3)、そして坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)がタイムを出し合う展開となった。なかでも速さをみせたのはパロウで、1周目に1分54秒台、翌周には53秒台とタイムを縮めていくと、3周目に1分51秒649というタイムをマークし、第6戦のポールを決めた。2番手は坪井、3番手は高星という結果に。大津弘樹(TODA FIGHTEX)、阪口晴南(HFDP RACING F316)、イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)までが3列目を占めている。

 10分間のインターバルを経て、10時15分から行われた第7戦の公式予選だが、第6戦に比べて雨脚が強まり、タイムは第6戦に及ばない状況が続く。そんななか速さをみせたのはやはりパロウ。3周目に1分51秒867というタイムをマークし、第7戦もポールを奪った。

 2番手に続いたのは第6戦同様坪井だが、3番手には宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F314)が食い込んだ。高星はチェッカー周に1分53秒265をマークしたものの、直後に阪口晴南(HFDP RACING F316)が53秒211をマークし4番手へ。高星が5番手、大津が6番手となった。

 F3-Nは、第6戦はDRAGON(B-Max Racing F306)がポールを獲得。第7戦は長谷川綾哉(Alb新潟第一ホテルSugar)がポールを奪い、それぞれ第6戦は長谷川が2番手、第7戦はDRAGONが2番手に。3番手には第6戦、第7戦とも植田正幸(Rn 山下製作所 F308)がつけた。第6戦の決勝は5月13日の15時45分から、第7戦の決勝は14日の11時25分からスタートする。