マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、スペインGPのフリープラクティス1回目で走り出した途端にパワーユニットのトラブルに見舞われたが、今季は毎戦のように問題が発生しているため、大きな驚きはなかったと語った。
アウトラップでマシンをとめたアロンソは、歩いてガレージに戻った後、FP1を見守ることなく、サーキットから立ち去った。パワーユニットが交換されるまでの時間を利用して、トレーニングのためにフィジオとテニスをしていたということだ。
「走れるようになるまでに2時間はかかると言われたから、トレーニングをすることにした」とアロンソ。
「この数週間、トレーニングをする時間がほとんどなかったからね。自分をいい状態に保ちたいという気持ちは失われていない。今も100パーセントだ」
この日に起きたパワーユニットのトラブルについて、アロンソは次のように語っている。
「エンジンはよかったとはいえないね。エンジンに穴が開いて、オイルが漏れ出した」と彼が述べたとFox Sportsが伝えた。
「400メートル走ったら、エンジンがブローした。最初から使える状態ではなかったんじゃないかな」
「でもある意味、驚いたりはしなかったよ。アウトラップを走り切ることができなかったわけだけど、ロシアでも日曜にフォーメイションラップを走り切れなかったんだからね」
「現状、こういう問題が出るだろうことはある程度予想していた。ただ、母国のファンの前だったのは残念だし、悔しい」
一方でアロンソは、土曜と日曜には状況が好転することを期待している。
「今年は金曜と土曜を順調に過ごしても、日曜にうまくいかない。まだ一度も決勝でフィニッシュしていないんだ」
「でも今回は金曜が悲惨だったから、土曜と日曜はうまくいくんじゃないかと考えている」