MotoGP第4戦スペインGPで2017年シーズン初優勝を飾ったダニ・ペドロサは、厳しいシーズンスタートから前進できたことに満足していると語るとともに、ヤマハの苦戦に困惑したと述べている。
ペドロサとチームメイトのマルク・マルケスは、第2戦アルゼンチンGPで双方ともリタイアを喫したが、開幕戦カタールGPではそれぞれ4位と5位に入賞、マルケスは第3戦アメリカGPでホンダ勢初の優勝を獲得した。
「僕たちはバイクについて学びを深めていて、バイクの強みをより発揮できるすぐ手前のところまで近づいていると言える」とペドロサ。
「それにバイクのライディングスタイルに慣れ、自分たちのミスやいまいちだった点から学べば、良い所に長くとどまることができるんだ」
今シーズン初優勝を挙げたペドロサ。一方でスペインGPの舞台へレス・サーキットを得意とするヤマハ勢のトップが4位入賞のヤマハ・テック3のルーキー、ヨハン・ザルコだということに困惑したとペドロサはコメントしている。
「いつもヤマハは(ヘレスでは)強いのに、今季はなんらかの理由でそうでもなかった」
「ヤマハの状況がどうなっているのか分からないけど、いつもならこのサーキットで少なくともひとりは表彰台を獲得しているんだ」
「だからアルゼンチンでのミスで失った何ポイントかを取り戻せたから、僕たちにとってはすごくよかった」
「最後のレースから僕たちは改善している。できれば同じ流れに沿って改善しつづけることができるといいね」