トップへ

ロボット化の流れに逆行!?カーゴバイクによる配送が欧米で広がる

2017年05月11日 20:03  Techable

Techable

写真
Skypeの共同創業者らによるスタートアップ企業「スターシップ・テクノロジーズ」が配送用ロボットの開発をすすめるなど、配送業務においてもロボット化への流れが現れ始めてきた。

このように“ロボット化”がすすむ一方、都市部における配送の効率化と環境負荷の軽減を実現する配送用カーゴバイクが、改めて注目されている。
・最大272キロを運搬できる大型台車付きカーゴバイク
「Yax」は、米ニューヨークで設計・開発がすすめられている電動アシスト付きの配送用カーゴバイク。

“前カゴ”にあたる大型平台車には最大600ポンド(約272.1キログラム)までの荷物を乗せることができ、サドルが一般的な自転車に比べて高い位置にあるため座った状態でも視界が広く、狭いスペースでも自由自在に移動できるのが特徴だ。

これまでに、ニューヨーク市ブルックリンで試験運用されている。
・DHLが欧州7都市で専用カーゴバイクを活用
大手の配送業者でも、すでにカーゴバイクの活用に着手。

世界最大級の輸送物流会社DHLでは、最大積載量150キログラムのコンテナを運搬できる蘭フレボーバイク社の専用カーゴバイク「Cubicycles」を2015年から導入し。

現在、独フランクフルトや蘭ユトレヒトを含む欧州7都市で運用している。

カーゴバイクは、一般的な自転車に比べて積載量が大きく、トラックやバンなどに比べて機動性に優れた配送手段。

とりわけ、交通渋滞や交通規制の影響を受けやすい都市部において、今後さらに、普及がすすみそうだ。

Yax