アシックスジャパンは5月11日、京浜急行品川駅構内で展開している『アシックスステーションストア品川』で、『ワークプロダクト』に関する発表会を行った。同店舗には2013年全日本選手権スーパーフォーミュラを戦ったP.MU/CERUMO・INGINGのSF13が展示されている。
アシックスはスポーツ用品メーカーとして多数のアスリートをサポートする一方、1999年からは、これまでの活動で培った技術を活かし、『ワークプロダクト』と称される作業用製品を開発。モータースポーツや建築現場など、専門性の高い作業に従事する人をサポートする商品として展開されており、P.MU/CERUMO・INGINGとアシックスは2016年より正式にサポート契約を締結。チームスタッフはアシックスが提供する作業用シューズやコンプレッションインナーを着用し、レースに挑んでいる。
京急品川駅のホームにあるアシックスステーション品川で行われた発表会には、P.MU/CERUMO・INGINGで活躍する石浦宏明が登場。今季のこれまでのレースを振り返るとともに、アシックスのワークプロダクトがチームにもたらす効果について語った。
「スーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿は優勝にあと一歩届かず、(チームとして)3位と4位という結果でした。チームは好調は維持しています。予選は2台ともトップと0.1秒以内に入っていて、悔しかったですけど、これから優勝争い、チャンピオン争いができると自信が深まったレースでした。第2戦の岡山は僕の得意のサーキットなので、今季初優勝を目指したいと思います」と石浦は今季のスーパーフォーミュラについて語った。
そんな石浦は、チームスタッフが着用しているワークシューズを履いて登場。「すごく軽くて、びっくりしました。以前履いたことがある鉄板入りの靴とまったく違う」と驚いた様子。
「ピット作業におけるメカニックの動きが、優勝するか2位になるかというくらい大きく作用してしまう現在のレースのなかで、チームのメカニックたちはミスが全然なくて、動きがすごくクイックなんですね。そういった動きができるのは、やっぱり“滑らない”、“軽い”という要素で足元から支えてもらっているおかげなんだろうな、と今日初めて履いて実感しました」とP.MU/CERUMO・INGINGのパフォーマンスを支えるアシックスのワークプロダクトに驚いていた。
今回お披露目されたアシックスストアの店舗構成は、5月11~31日までの期間限定で行われる。
店内はSF13の展示のほか、チームスタッフも着用するシューズ、インナーなど、さまざまなワーカーアイテムが並び、外観はチェッカー模様をあしらうなど、1000分の1秒の世界を争うモータースポーツの世界観が表現された。
そんな同店では期間中、製品を購入するとマシンのコクピットに座り、ヘッドマウントディスプレイを通してオンボード映像流すことでリアルなドライバー体験ができる特典など多数のキャンペーンを実施する。
さらに5月14日(日)には“母の日”にちなんだ家族向けのイベントも開催。子供連れの家族であれば、来店するだけで前述の特典を受けられるほか、お子様向けのプレゼントも用意されている。
アクセス方法、店舗の詳細は公式サイト(http://shinagawa.asics.com/)まで。