映画『散歩する侵略者』の追加キャストが発表された。
劇団イキウメの同名舞台を黒沢清監督が映画化する同作は、数日間行方不明になった後に、妻・鳴海のもとに戻った加瀬真治が「地球を侵略しに来た」と告白するというあらすじ。主人公・鳴海役を長澤まさみ、真治役を松田龍平、一家惨殺事件を追ううちに侵略者と行動を共にすることになるジャーナリストの桜井役を長谷川博己、侵略者・天野役を高杉真宙、立花あきら役を恒松祐里が演じる。
今回出演が発表されたのは、鳴海の妹・明日美役の前田敦子、真治が散歩中に出会う引きこもりの青年・丸尾役の満島真之介、一家惨殺事件を捜査する刑事・車田役の児嶋一哉(アンジャッシュ)、鳴海の取引先の会社社長・鈴木役の光石研、真治が出会う牧師役の東出昌大、物語の鍵を握る医者役の小泉今日子、鳴海や真治、桜井の前に現れる役人を名乗る男・品川役の笹野高史。
黒沢監督はキャストについて「正直こんなに集まってくれると思わなかったので、感激しました。そのシーンそのシーンできっちり見せ場を作ってくれているので、その人たちがどんな目に遭っていくのかというのを観るのもこの映画の楽しみの一つ」とコメントしている。なお同作は5月17日から開幕する『第70回カンヌ国際映画祭』の「ある視点」部門に正式出品。9月9日から全国で公開される。