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ルノーF1、新ウイングに好感触。スペインでさらなる空力アップデート

2017年05月11日 06:12  AUTOSPORT web

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2017年F1ロシアGP ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
ルノーF1チームは今週末のスペインGPにアップデート版のリヤウイングと新バージボードを投入、さらなるレースペース改善を図りたい考えだ。

 各チームともスペインGPにはアップグレードを持ち込むものと予想されている。その結果、F1タイトルを賭けたバトルの勢力図は完全にリセットされるだろうとメルセデスのノンエグゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダは示唆している。

 シーズン序盤、課題としているレースペースの改善を図りたいルノーは、前回のロシアGPでは新しいフロントウイングを取り入れた。

 ニコ・ヒュルケンベルグはロシアGPで8位に入賞し、「チームは一歩前進を遂げた」と語った。今週末、ルノーはさらなるアップデートを行い、躍進を目指す。

 ルノーのテクニカルチーフを務めるニック・チェスターは次のように述べた。
「我々はあともう2、3のアップグレードを加えた空力パッケージをスペインGPで投入するので、それに期待している。新しいバージボードとアップデート版のリヤウイングを投入することになる」

「ソチで使ったアップグレードは予想どおりの動きをし、予選ペースを維持すると同時にレースペースの改善に有益な一歩を踏み出すことができた」

「この領域ではまだ他にもやることがあるものの、チームは正しい方向に向かっているところだ」

「予期したとおり、我々は中位グループにいるが、競争が大変激しい。だからこそマシンのアドバンテージは可能な限りすべて引き出し、それをどう使うかということを確たるものにしなけばならない」

■シロトキン、今季2度目のプラクティス出場へ

 リザーブドライバーのセルゲイ・シロトキンは、ロシアに引き続き、スペインGPのレースウイークエンドでもフリー走行1回目に参加する。今回はジョリオン・パーマーのマシンで走行する予定だ。

 シロトキンはソチではギヤボックスのトラブルのために1周も計測ラップを走ることができなかった。

「ソチでセルゲイに起きた問題はギヤボックスのシフトバルブに関連するものだ。彼がほとんど走行できなかったのは非常に残念だった」とチェスター。
   
「彼はジョー(パーマー)のマシンでFP1を走る。いい仕事をしてくれると思うよ」