スペインGPから、F1マシン上のナンバーとドライバー名をよりはっきりと表示することが各チームに義務付けられることを受け、メルセデスが今週末に使用するマシンの写真を発表した。
4月25日にF1ストラテジーグループおよびF1コミッション会合が開催された後、FIAは、スペインGP以降、ドライバーの名前とナンバーをマシンにより明確に示すことが、スポーティングレギュレーションによって厳しく定められると発表した。
こういった主旨の規則はすでにあるものの、厳格な形での強制はされてこなかった。しかし、観客とテレビ視聴者へのサービス向上に努める上で、F1上層部は今回の決定を下した。
F1レースディレクター、チャーリー・ホワイティングからの通知には、表示サイズ等が指定されており、レースナンバーのサイズは縦が最低230mm、太さは最低40mmで、ドライバー名の表示は縦が最低150mm、太さは最低30mm、それぞれ背景色とのコントラストがはっきりとした色を使用しなければならないと記されていた。ドライバー名は公式タイミングモニターで使用されている略称(たとえばルイス・ハミルトンはHAM、セバスチャン・ベッテルはVETなど)を使用することも許される。
規則変更を受け、メルセデスはシャークフィンにカーナンバーとドライバー名の略称を並べる形で配置した。また、フロント部に表示したナンバーのサイズも拡大している。