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『光をくれたひと』デレク・シアンフランス監督、作品のカギを握る“光”の存在に言及

2017年05月10日 15:43  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC

 5月26日より全国公開される『光をくれた人』より、デレク・シアンフランス監督のコメントが公開された。


参考:『光をくれた人』マイケル・ファスベンダー×デレク・シアンフランス監督、原作小説に落涙


 本作は、オーストラリアの作家M・L・ステッドマンの小説『海を照らす光』を基にしたラブストーリー。『ブルーバレンタイン』のシアンフランス監督がメガホンを取り、灯台守の夫婦トムとイザベルを、『それでも夜は明ける』のマイケル・ファスベンダーと『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデル、赤ん坊の実の母親ハナを、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズがそれぞれ演じる。


 アカデミー賞助演女優賞の受賞歴もあるヴィキャンデルが演じるイザベルについて、シアンフランス監督は「イザベルがすばらしいのは、心に傷を抱え、苦しい目に遭いながらも、希望の光が見えているという点だ。イザベル自身こそが作品の“光”なんだ。彼女はトムの周りを覆っている戦後の薄暗い空気も取り払い、光を当ててくれる。彼女はそれだけ魅力的な人間であり、同時に繊細でもある」と、本作の鍵となる”光”の存在であると明かした。


 また、劇中のトムとイザベルの関係については「イザベルはトムに人生の喜びを教えてくれる。第二次世界大戦後、生きていることに罪悪感を抱いているトムに、人生を楽しむ大切さを教えてくれるんだ」と語り、トムにとってもイザベルが“光”であることを強調した。(リアルサウンド編集部)