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山田真之亮 2017スーパーGT第2戦富士 レースレポート

2017年05月10日 15:03  AUTOSPORT web

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TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA 2017スーパーGT第2戦富士
2017年5月10日
プレスリリース

予期せぬ予選でのトラブルで屈辱的なQ1敗退
しかし決勝レースで速さと自信を取り戻した山田真之亮に期待

5月3~4日、静岡県・富士スピードウェイにてスーパーGT第2戦、「2017AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500KM RACE」が開催されました。

 Team TAISAN SARDでの2レース目を迎えた山田真之亮は、チームメイトのジェイク・パーソンズ選手とともに5月3日、水曜日のフリープラクティスから500kmレースへの戦いに挑みました。

 セッティングを進めながらのフリープラクティスではGT300クラスの23番手、クラストップとは1秒482離されたタイム。もちろん、チームとしては納得できる順位ではなく、午後の予選へ向けてセッティングをさらに追及することになりました。

 そして迎えた予選では山田真之亮が予選Q1のアタッカーを担当。しかしながら思いもよらぬシステム設定のミスが響き、26番手で不本意ながらも予選Q1にて敗退。4日の決勝レースは後方グリッドからの追い上げを強いられることになりました。

 開幕戦より200km長い今回の決勝レース、スターティングドライバーを任されたのは山田真之亮でした。

 好スタートを見せた山田真之亮は、彼本来の安定したペースで周回を重ねていき、ポジションアップし続けていたのですが、20周目、何の前触れもなく緊急ピットインしてきました。

 想定外の緊急事態にピットスタッフも対応に手間取り、パーソンズ選手へとドライバー交代するとともに、燃料補給とタイヤ交換をしてレースへと送り出しましたが、順位は周回遅れの26位へと大きく後退してしまいました。

 最終コーナーでタイヤから大きな振動が発生し、危険と判断した山田真之亮でしたが、交換したタイヤにはコース上に散乱するタイヤカスが大量に付着した状態でした。

 水曜日のフリープラクティスでタイヤバーストによって大きな損傷を受けたチームがあったため、反射的に判断した結果ではありますが、今後のレース時における判断能力をさらに高めていくための大きな勉強になりました。

 64周目にルーティンのピットストップでパーソンズ選手からステアリングを引き継いだ山田真之亮はレース中のベストラップをマークしながら順調に周回を重ね、21位でフィニッシュしました。

 次戦は5月20日(土)~21日(日)、2016年シーズンは震災の影響で開催が中止された熊本県・オートポリスで開催されます。

 これまでの2ラウンドで積み重ねてきたデータと戦略をベースにして、チーム本来のポテンシャル発揮に期待がかかります。

レース後コメント
■山田真之亮のコメント
「予選、決勝で難しい判断を強いられることになりましたが、これらから学んだことを今後に役立てて頑張ります」

「次のオートポリスはフォーミュラのFIA-F4レースで優勝しているコースで、自分がもっとも得意としています。レースウィークをノーミスでしっかりと走り、ポイント獲得を目指して頑張ります」

■Team TAISAN SARD 野田英樹チーム監督のコメント
「ミスはミスとして反省して次に繰り返さないようにし、チーム全体のレベルを引き上げていきたいです」

「もちろん、非常に多くの要素のあるレースですから、一気にトップレベルへと変貌することはありません。ひとつずつ、しっかりとレベルアップしていきます」

■Team TAISAN SARD 千葉泰常チーム代表のコメント
「レース後半での山田選手の速さは、トップクラスに匹敵するタイムだっただけに、予選とスタート後の混乱が悔やまれます」

「まだまだ学ぶべきことが数多くある山田選手ですが、これからもチーム全体でパフォーマンスアップしていきたいと思っています」