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BOYS AND MEN、D-BOYS、劇団EXILEが大活躍 春ドラマ注目の若手イケメン俳優たち

2017年05月10日 14:03  リアルサウンド

リアルサウンド

メイン写真『3人のパパ』(C)TBSより

 現在放送中のドラマで、最も見かけるイケメンと言えば、竜星涼だろう。日曜ドラマ『小さな巨人』では、いつか捜査一課で働きたいと願う若手刑事を演じている。野心はあるが、そのことで一課から利用されてしまう危うさも持っている。またNHKの朝ドラ『ひよっこ』でも、東京の派出所で働く警察官を演じる。有村架純演じるヒロインのみね子と同郷で、彼女の失踪した父親を捜すために、力になる役どころ。そして、その爽やかなルックスから、みね子やみね子が住んでいる女子寮の住人たちも虜にしてしまうという人物。31話の放送では、みね子とともにみね子の父親の足跡を辿る。これがまるでデートのようで、昭和の初々しい恋愛模様を有村と竜星が体現していた。


参考:竹内涼真、朝ドラ“イケメン枠”に抜擢! 『帝一の國』などで見せた“爽やか青年”という武器


 『ひよっこ』は第2弾の出演者が発表されたが、6月からは竹内涼真や、竹内と同じく『仮面ライダー』出身の磯村勇斗、過去に朝ドラ『マッサン』にも出演したことのある浅香航大などが続々登場する。竹内は『帝一の國』でも、正義感があり、男気のある、言ってみれば一番“おいしい“役どころを演じて人気が上昇中であり、『ひよっこ』への役どころにも期待が高まる。


 当初はイケメンが少ないから視聴率がとれないのでは?と指摘もされていた『ひよっこ』だが、後半はイケメンの大量投入で、視聴率が果たして上昇するのかも見ものだ。


 東海テレビとWOWOWが共同制作をし、フジテレビ系で放送されている『犯罪症候群』には、新旧のイケメンが勢ぞろいだ。主演は玉山鉄二、谷原章介のモデル出身のアラフォーイケメンで、また渡部篤郎がその上に位置する。1話、2話には要潤も登場した。


 4話からは、名古屋出身のグループ、BOYS AND MENのメンバー、水野勝、辻本達規、平松賢人の3人がロックバンド「ZECK(ゼック)」のメンバーとして出演している。中でも、『HiGH&LOW THE MOVIE 2&3』に出演することが決まり、過去にも映画『復讐したい』で主演も経験しているリーダーの水野が演技面でも引っ張っていた。183㎝の長身で凄むシーンにはかなりの迫力があり、ほかの作品での活躍も期待される。


 イケメンだらけをうたっているのは『兄に愛されすぎて困っています』だ。妹を愛しすぎるヤンキー系イケメンをGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーである片寄涼太が演じ、そのライバルでヒロインが憧れる医師を千葉雄大が、また千葉の弟を『キセキ ―あの日のソビト―』で注目された杉野遥亮が演じている。また、超特急からは草川拓弥もホスト系スウィートBOYイケメンとして登場。


 片寄と同じ、LDHのイケメンたちも大活躍だ。フジの『人は見た目が100%』には、劇団EXILEの町田啓太が出演。ほかにも『MEN'S NON-NO』のモデル出身の成田凌、D-BOYSの中尾暢樹など、イケメン出演の多い作品となっている。


 劇団EXILEでは、鈴木伸之が外せない。物議をかもしている『あなたのことはそれほど』で、ズルズルと不倫を重ねる有島を演じたことで、そのクズっぷりが注目され、過去に出演した作品のクズっぷりまでもが、ツイッターで話題になっている。LDH所属の俳優たちが、ほかのイケメンたちと違う点は、鈴木のようにイメージの悪い役も引き受けている点にあるだろう。同時に、三代目 J Soul Brothersの岩田剛典を筆頭に、所属のメンバーたちが、次々と少女漫画原作や、女性向けの作品にも進出するようになった。


 このほか、TBSのテッペン!水ドラ!!『3人のパパ』には、朝ドラ『マッサン』の堀井新太が主演を務め、『HiGH&LOW』シリーズの村山役で注目された山田裕貴、ミュージカル『忍たま乱太郎』や『テニスの王子様』など、2.5次元で活躍してきた三津谷亮が出演。この3人も、前出の中尾と同じく、D-BOYSのメンバーである。


 ボイメンや超特急、LDHといった歌の活動しているメンバーたちが参入してきたり、またD-BOYSなど、2.5次元ミュージカルや舞台で活躍してきた俳優たちも今後、映像の分野にどんどん進出していくだろう。フジテレビ地上波とフジテレビオンデマンドで初夏放送予定の『ファイブ』には、ミュージカル『刀剣乱舞』の佐藤流司や黒羽麻璃央、『NARUTO -ナルト-』の松岡広大なども出演する。


 映像の世界で活躍するイケメンと呼ばれる俳優たちの層も、ますます厚くなっていくのではないだろうか。(韮澤優)