フェルナンド・アロンソを擁しインディ500に“復帰”するマクラーレン・ホンダ・アンドレッティは、チームのアンバサダーとしてジョニー・ラザフォードがチームに加わると発表した。
今年で79歳になるラザフォードは、“ローン・スターJR(テキサスのひとつ星)”の異名をとった名ドライバー。インディ500を三度制し、そのうち2勝をマクラーレンで飾っている。1勝目は1974年のマクラーレンM16D・オッフィーで、2勝目は76年のM16E・オッフィー、そして3勝目はシャパラル2Kで、マクラーレンMP4シリーズの生みの親であるジョン・バーナードがデザインしており、マクラーレンとゆかりが深い。
2017年のインディ500に向けてマクラーレン・ホンダ・アンドレッティでは、チームのオフィシャル・アンバサダー、および名誉ゲストとしてラザフォードを招聘。チームのマーケティング、メディア露出等に加え、その知見をアロンソの初のインディ500挑戦に役立てていくという。
「マクラーレンという名は、私にとって大きな意味をもつ。だから40年の時を経て、インディアナポリスにマクラーレンという名が戻り、フェルナンド・アロンソが乗り込み、ブルース・マクラーレンが作り上げたオレンジのカラーリングで走ると聞いたときは、本当に興奮したよ」とラザフォード。
「インディへのマクラーレンの復帰に対して興奮しているとともに、チームの成功に向けてできる限りのことをするつもりだ。これはインディカーにとってもF1にとっても、モーターレーシング全体にとっても素晴らしいストーリーだと思う」