インスタグラム、フェイスブック、ツイッター。最近ではマストドンなんてのも台頭しているように、世間にはいくつもSNSが存在している。こういうものは何でも使いようなのだが、一方でSNS疲れに陥っている人もいるようだ。(文:松本ミゾレ)
「インスタで素人がセレブ自慢とか、見ててバカバカしい」
先日「ガールズちゃんねる」に「SNSやめた人!!」と題されたトピックが登場した。SNSを辞めてしまった人々が、どうして辞めたのかについて、色々と意見を寄せている。
「自分の行動を人に公開することが馬鹿らしくなった」
「Facebookやめた。中年の方々の自慢投稿が増えてつまんなくなった! 良い大人が何してるのって思ってしまう」
「Instagramで素人がセレブ自慢とか、見ててバカバカしい。友達いないんだろうなーと思う」
「年明けに、Facebook、Twitter、Instagram、LINEすべて消去しました! 誰かと常に繋がってる感じ、縛られている感じに煩わしくなりました!」
まあ、SNSもネット掲示板も、そんなに性質は違わないように思えるけど、少なくとも一部のユーザーが私生活自慢や仕事についての無駄なマウンティングをしていて、それを見て疲弊する人がいるのも事実。ああいうものを見ていると気が滅入るものなので、辞めたいという人が出てしまうのもしょうがない。
特にフェイスブックなんて「今日は○○さんの誕生日です!」とかいうどうでもいい情報がいちいち通知欄に出るので、煩わしくてしょうがない。そんなに仲良くない人に「おめでとう」だなんてメッセージを贈る気にもなれないし、受け取る側だってきっとそんなに嬉しくないだろう。
ハマりすぎると疲れるのがSNS、煩わしい友達は非表示設定にしてもいい
僕は現在、SNSはツイッターしかやっていない。好きなことしかつぶやかないので、いわゆるSNSへのストレスは感じないんだけども、トピックの中にあった「会って近況を話した方が楽しい」という意見には大いに賛同する。
やっぱり直接会って話をしてお互いの顔を見ながら美味い飯でも食べている方が、SNS経由でやり取りをするよりも気持ちで通じ合える気がする。だからと言ってSNS上のコミュニケーションを否定はしない。
ただ、文字だけでのやり取りって、結構自分の意図しない範囲の微妙な誤解を与えてしまうこともある。絵文字なんかも使わず、淡々とやり取りするだけで「この人なんか冷たい」とか思われてしまうことだってある。
こういう、意に反したところでのすれ違いを生まないためには、仲良くしたい相手と、お互いの人となりを実際に会って確かめ合うのも手のように感じられるのだ。
トピックを読んでいると、結構な割合でSNS上のマウンティングやら自慢、それからネット上で相互監視されているような感覚に辟易したという声も目立った。SNSは便利で面白いものだけども、それにハマり過ぎても疲れやすくなる。
SNSを上手に楽しく続けたいなら、煩わしい投稿をする人との関係を断ったり、非表示設定にするのもいいだろう。せっかく自分の意志でスタートしたSNS。ウザい投稿のせいで疲れて辞めてしまうのはもったいない。上手く使えば、なんでも面白いものだ。