映画『デメキン』が今冬に全国で公開される。
同作は、佐田正樹(バッドボーイズ)の実体験に基づいた同名小説および漫画の実写映画版。幼少期から「デメキン」と呼ばれいじめられていた佐田正樹が、ある日「強くならなきゃ」と覚悟を決めて、やがて福岡最大勢力の暴走族の総長に登り詰めていくというあらすじだ。
赤髪の佐田役には、『サクラダリセット』などに出演の健太郎がキャスティング。長編映画で主役を演じるのは今回が初となる。監督を務めたのは、土屋太鳳主演の『アルカナ』や、北村一輝主演の『猫侍』などでメガホンを取った山口義高。脚本は映画『百円の恋』の脚本を手掛け、昨年『14の夜』で監督デビューした足立紳が担当する。
■健太郎のコメント
長編映画では初めて主演をやらせて頂いた『デメキン』に対する想いはとても大きいです。
とにかく作品や自分が演じる佐田正樹を誰にも負けないくらい愛した、『デメキン』以外のことは考えられない撮影期間でした。
本人しか分からない感情があると思うので、当時の事や、その時どんな気持ちだったかなど、佐田さんがいらっしゃるときにはたくさんお話を聞かせていただきました。
佐田さんは、当時の事をとにかく楽しそうに話してくださったので、本当に楽しんで中学高校時代を生きていたんだろうなと感じました。『佐田正樹』を演じることのテーマとして、“楽しむ”ことを意識しながら取り組もうと決め、佐田さんが当時感じていた楽しさを体験することができました。
かけがえのないスタッフ、キャストのみんなと出会えたことも大きく、大切で、大好きな作品です!!関わったすべての人のパワーと愛が詰まった作品を、ぜひ、多くの方に観て頂きたいです!
■山口義高監督のコメント
極寒の中、熱く爽やかな撮影だった。佐田正樹が生きた炎のような青春。それが時代を越えて受け継がれ、健太郎は風を焦がし狂気的なまでに輝いた。彼を筆頭に最高のキャストたちが、心臓をむき出しにして演じ合い、火花を散らし、そして映画『デメキン』となった。己の魂を燃やせば、人生は変えることができる。戦いが人を優しくする。これは明日、拳を握って立ち向かっていく皆さんの映画です。
■佐田正樹のコメント
撮影現場にいると十代の頃の自分に戻れました。
役者のみなさんがあの頃の僕の青春を本気で演じてくれました。自然と涙がこぼれるシーンもありました。十代の友情、今も続く友情。本気でぶつかりあったから今がある。
バカで不器用な熱い男達の物語。是非劇場でご覧ください。