映画『戦争のはらわた』のデジタルリマスター版が、8月26日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
『戦争のはらわた』は第2次世界大戦を舞台に、あるドイツ小隊がソ連軍との戦いの中で絶望的な状況に追い込まれ、壊滅していく様を描く1977年公開作品。『ワイルドバンチ』『わらの犬』などで知られ、特徴的な暴力描写からバイオレンス映画の代表的作家と称されるサム・ペキンパー監督がメガホンを取った、唯一の戦争映画となる。
出演者には『大脱走』『荒野の七人』などのジェームズ・コバーン、『ニュールンベルグ裁判』で『アカデミー賞』主演男優賞などを受賞したマクシミリアン・シェル、『北北西に進路を取れ』などのジェームズ・メイソンらが名を連ねている。
今回の上映は、2011年に2Kで1コマずつスキャンして修復した本編マスターをもとに作成されたデジタル素材を用いて実施。この素材を使った上映は日本初となる。
映画評論家の町山智浩は今回のリマスター版公開発表にあわせて、「『戦争のはらわた』封切り日、朝から晩まで4回連続で観て、翌日も同じことをしました。それからずっと生涯最高の映画です」とコメントしている。
■町山智浩のコメント
『戦争のはらわた』封切り日、朝から晩まで4回連続で観て、翌日も同じことをしました。
それからずっと生涯最高の映画です。