トップへ

サム・ペキンパー『戦争のはらわた』リマスター版公開へ 町山智浩「生涯最高の映画です」

2017年05月09日 18:03  リアルサウンド

リアルサウンド

『戦争のはらわた』(c)1977 Rapid Film GMBH - Terra Filmkunst Gmbh - STUDIOCANAL FILMS Ltd

 公開40周年を記念して『戦争のはらわた』が、デジタル・リマスター版として8月26日より公開されることが決定。あわせて、メインビジュアルと映画評論家・町山智浩のコメントが公開された。


参考:V6 岡田准一、映画界の巨匠も認めた「実力」ーー役者としての強みは“受けの芝居”にアリ!


 本作は、『ワイルドバンチ』『ゲッタウェイ』のサム・ペキンパーが唯一残した戦争映画。第2次世界大戦下のロシア戦線、ドイツ軍とソ連軍の死闘により、死者3000~4000万人以上と言われた戦場を舞台に、敵の猛攻に合い、絶望的な状況に追い込まれたドイツ小隊の運命を描く。


 キャストには、『大脱走』のジェームズ・コバーン、『スタア誕生』のジェームズ・メイソン、『ニュールンベルグ裁判』のマクシミリアン・シェルらが名を連ねる。16週間に渡る撮影にはアメリカのスタッフ200名、エキストラ兵士600名が参加。ドイツ軍歩兵連隊についての 資料をもとに戦場のリアリズムを追及している。


 なお、このたび上映される素材は、2011年に2Kで1コマずつスキャンしてレストアされた本編マスターを元に作成されたデジタル素材。この素材での上映は日本初とのこと。


■町山智浩(映画評論家)コメント
『戦争のはらわた』封切り日、朝から晩まで4回連続で観て、翌日も同じことをしました。
それからずっと生涯最高の映画です。


(リアルサウンド編集部)