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「かわいいとの戦いが終わった」ネブアアランドゥ バイ ネバアランドがブランド終了へ

2017年05月09日 17:25  Fashionsnap.com

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デザイナーEilyとディレクターJammyが手掛ける少年少女服のメゾン「ネブアアランドゥ バイ ネバアランド(Neb aaran do by ネバアランド)」が、ブランドを終了することを発表した。直営店の最終営業日は6月11日で、事務所の最終営業日は6月20日。


 ネブアアランドゥ バイ ネバアランドは「かわいいなんてだいきらい」をスローガンに、Eilyが自分が無力であることへの怒りと社会への不満を起点に服作りをはじめたブランド。制服をモチーフにしたデザインが特徴で、2006年からはJammyとユニットを結成し、2011年から3学期制でこれまで17シーズンを発表してきた。2017年春夏コレクションに相当する2016-17 2nd trimesterでは「girls, don't cry」をテーマにしたコレクションを発表したが、Eilyは「かわいいと仲直りしているシーズンになった。『かわいいなんて、だいきらい』と掲げてきたが、『かわいい』とのひとつの戦いが終わったようなイメージ」と捉える。ブランドとして2016年で10周年を迎え、2人でのコラボレーションは一通りの試みをしてきたというタイミングを感じたことから、2人組ユニットの解散に至ったという。今後は、Eilyは服作り、Jammyはルック撮影やグラフィックデザインといったアートディレクションと、それぞれ新天地を目指す。
■Neb aaran do by ネバアランド:公式サイト
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