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「質は数に比例する」婚活コンサルタントが語るマッチングサービス活用法

2017年05月09日 16:04  Techinsight Japan

Techinsight Japan

プレミアムフライデートに参加したカップル
月末の金曜日には午後3時に仕事を終えて、ちょっと豊かな週末を過ごす取り組み「プレミアムフライデー」。3回目を迎えた4月28日に都内の飲食店で、男女50組が“プレミアムフライデート”を楽しんだ。これらカップルはすべて恋愛・婚活マッチングサービスから生まれたのだという。SNSで交流することに馴染んでいる20~30代の恋愛事情はどのようなものなのか。婚活コンサルタントの澤口珠子氏が「昨今の若者の恋愛事情」について語っている。

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“プレミアムフライデート”に参加したのは、20代から50代まで幅広い層のカップル50組。ほとんどのカップルが今回初めてのデートでありながら、「メッセージを何度もやり取りしているので、初対面という感じがしません」との声も多く、会話も自然と弾んだようだ。


近年スマートフォンが普及していることからも「(20~30代の)若い世代にとって、インターネットを通じて人と出会うことはどんどん当たり前になっています」と婚活コンサルタントの澤口珠子氏は語る。


澤口氏は、合コンなどでの出会いとマッチンクサービスとの違いについて、「これまでの出会いの場合、自分と似た属性の人に限定されやすいですよね。同じ学歴・業種・趣味など。マッチングサービスでは、それらの枠にとらわれることなく、さまざまバックグラウンドの方と出会えるチャンスがたくさんあります。年齢も含めて、普段の生活では自分が出会えない異性と知り合うことができます」と出会いの幅広さと可能性の多さを指摘する。さらに「人間って、いろんな人と知り合うことで磨かれていくと思うんです。そうして自分の魅力が上がれば、その波長に合った異性が引き寄せられてきます。私は婚活コンサルタントとして、“自分磨き”のためにもマッチングサービスを使うよう生徒にも教えています」と魅力をアップさせるためにも利用を勧めていると明かした。

恋人や結婚相手を探している人へのアドバイスとして、澤口氏は「とにかくもっと気軽にさまざまなお相手とデートをしてみることをオススメします。マッチングしたら1か月以内に会うことを目標に、どんどん人と会って相性の良い相手を見つけましょう。数が大事。質は数に比例します」としつつも「ただ、気軽な分、“この人がダメなら次でいいや”といった風に、ひとつの出会いにあまり執着しなくなる可能性もあるので、その辺りの意識は気をつけたいところですね」と付け加えている。


“プレミアムフライデート”の場で、サプライズでオリジナルケーキと花束を贈呈された交際2周年の女性は「抵抗のある方もいるでしょうけど、まずは知り合いやお友達を作る感覚でスタートしてみるのも良いと思います。出会いの場を広げる一歩として活用してもらえたらいいですね」と自身の経験から感想を述べている。

SNSなどインターネットでは手軽に他人と交流できるメリットは大きいが、残念ながらトラブルに巻き込まれるケースがあるのも事実。そこをしっかり見極めながら、上手にさまざまなサービスを利用することが求められる。マッチングサービスも上手に活用していけば、出会いのひとつの選択肢となり得そうだ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)