TEAM IMPUL Race Report
AUTOBACS SUPER GT Round2
FUJI GT 500km RACE
2017.5.3wed~4the
トラブルで無念の戦線離脱
No.12 カルソニック IMPUL GT-R
安田 裕信/ヤン・マーデンボロー
ライバルメーカーに大きな遅れをとってしまった開幕戦岡山から約1カ月弱。何としても一矢報いたい第2戦は毎年恒例、ゴールデンウィーク期間中に静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
5/3(水)公式予選
天候:晴れ
コース:ドライ
気温/路面温度:18℃/27℃(Q1開始時)
観客動員数:3万4100人
今回の予選の開催日は2017年ゴールデンウィーク後半の初日。富士スピードウェイにアクセスする東名高速道路等の幹線道路は大渋滞し、サーキットでも多くの観客がスタンドを埋め尽くすなか、GT500クラスの予選Q1は定刻の15:00に始まりました。
午前中には晴れ間もありましたが、予選が行われる時間には雲が空を覆いやや気温も涼しく感じられました。
カルソニックIMPUL GT-RのQ1アタックドライバーはヤン・マーデンボロー。ヤンは今回がGT500クラスでの予選初アタックとなりました。静かに集中力を高めたヤンはコックピットに収まると、予選前半はピット内で待機。
残り時間8分20秒となったところでピットアウトしていきました。路面温度も低かったため、3周に渡ってタイヤをウォームアップ。アタックラップでは1分28秒883のタイムをマーク。Q2への進出が叶う上位8位に入れず、最終的には12位に終わりました。
5/4(木)決勝レース
天候:曇り
コース:ドライ
気温/路面温度:スタート時19℃/29℃→中盤24℃/35℃→終盤22℃/32℃
観客動員数:5万8000人
決勝レース距離:4.563km×110Laps=501.93km
前日の予選日に引き続き大観衆が詰めかけた富士スピードウェイ。スーパーGTを主催するGTアソシエイション発表のリリースによると5万8000人と、過去最多タイの観客動員数を今回記録しました。そんななか、早朝から監督の星野一義はシーケー販売様(カルソニック)ブースでの物販応援とサイン会に登場。
自らIMPULグッズやカルソニックグッズの販促を行いました。特に4月25日に発売になったばかりの「星野一義FANBOOK」(モータマガジン社様)に関しては、今回富士に持ち込まれた予定数を昼前には完売する大盛況ぶり。
その他、ドライバーの安田裕信やヤン・マーデンボローも日産自動車様ホスピタリティやEMGルブリカンツ様(Mobil1)ホスピタリティでのスポンサー挨拶などを慌ただしく決勝レース前のスケジュールを消化しました。
決勝レースは、カルソニックカンセイの森谷弘史代表取締役社長をはじめとする各スポンサー様がピットやテントで見守るなか、14時10分にパレードラップの進行が開始。パレードラップを1周周回したのちフォーメーションラップを1周終え14時18分、ローリングスタートにて500km長丁場のレースのスタートが切られました。
2回のピットインが義務付けられているため、3スティントでつなぐ今回のレース。TEAM IMPULはヤン→安田→ヤンと繋ぐ作戦を採用。スタートドライバーのヤンは、予選10位のNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大選手)や予選11位のNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正選手)などとバトルを繰り広げつつ、12番グリッドからスタートして着実にポジションアップ。
後方からのスタートとなってしまいましたが、追い上げる姿勢をアピールします。27周目には、No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀選手)をダンロップコーナーからの立ち上がりでオーバーテイク。9位まで順位を上げることに成功します。
36周目終わりにピットイン。タイヤ交換と満タンまで給油を行い、安田へのドライバー交代を終えコースへ復帰。しかし、先にピット作業を済ませていたNo.8 NSXやNo.17 NSXに先行を許してしまい10位で中盤戦に突入していきます。
気を取り直しふたたび追い上げを、と走行をしていたところ、安田から不具合を訴える無線が入り、電気系統のトラブルが発生していることが判明。46周目に緊急ピットインをし、ガレージ内にマシンを収めます。ここで無念の戦線離脱となってしまいました。
安田は一旦マシンを降りたものの、メカニックが慌ただしく部品交換作業に取り掛かります。作業を終えて54周目、安田がふたたびコックピットへ収まりレースへ復帰。9周遅れで最下位の15位となってしまいましたが、今季からの新型車両や8月にもまた行われる富士でのレースのため、懸命にデータを収集することに切り替えて走行。
84周目、ヤンにふたたびドライバー交代し、3rdスティントに突入。今回は、セーフティカーが出動することはなく、クリーンなレースが進行していきました。最終的にはトップから9周遅れではありましたが、チェッカーを受け完走扱い。14位で今回のレースを終えました。
1ポイントでも多いポイントの獲得を目指しましたが、トラブルで離脱するなど苦しいレースとなってしまいました。第3戦のオートポリスはすでに2週間後に迫っていますので、トラブルの原因究明、再発防止に努めつつ、ライバルメーカーに追いつき、ふたたび強い・速いカルソニックIMPUL GT-Rをお見せできるよう準備に取り組んでいきます。引き続き、TEAM IMPULへのご声援よろしくお願いします。
カルソニックIMPUL GT-R 2017年シーズン ここまでの戦績
第1戦岡山 予選13位 決勝8位
第2戦富士 予選12位 決勝14位
ドライバーズランキング13位/チームランキング10位
Race&Event Information
● SUPER GT 第3戦 5/20(土)~21(日)オートポリス
● 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第2戦
5/27(土)~28(日)岡山国際サーキット
ドライバーからのコメント
安田 裕信 Hironobu Yasuda
ヤンが予選では頑張ってくれましたが、12位スタートとなりました。レースではトラブルが出て緊急ピットインし、ポイント獲得ができませんでした。たくさんのファンの皆さん、応援ありがとうございました。
ヤン・マーデンボロー Jann Mardenborough
レースでは、追い上げてポイント獲得を目指しましたが、トラブルで緊急ピットインがあり残念なレースとなりました。オートポリスでも頑張りますので、また応援よろしくお願いします。
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