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ジャック・ドワイヨンやイザベル・ユペールの来日も フランス映画祭2017全ラインナップ発表

2017年05月09日 11:03  リアルサウンド

リアルサウンド

『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』(c)Les Films du Lendemain / Shanna Besson

 6月22日から25日にかけて、有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日劇にて開催される「フランス映画祭2017」の追加上映作品と来日予定ゲストが発表された。


参考:映画プロデューサー・奥山和由が語る深作欣二、北野武、そして日本映画の現在


 「フランス映画祭」は、1993年から毎年日本で行われているユニフランス主催の映画祭。25年目となる本年度は、カトリーヌ・ドヌーヴが団長、北野武監督が親善大使を務める。


 団長のドヌーヴが出演する『The Midwife(英題)』、イザベル・ユペール主演の『エル ELLE』など9作品のラインナップがすでに発表されていたが、このたび新たに『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』『チェイサー』『Raw(英題)』の3作品の上映が発表された。


 『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』は、第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品される、『ポネット』のジャック・ドワイヨン監督最新作となるヒューマンドラマ。「考える人」「地獄の門」のオーギュスト・ロダン没後100年を記念し、ロダンがカミーユ・クローデルと出会ってからの愛と苦悩に満ちた半生を描く。


 『チェイサー』は、アラン・ドロン主演の70年代フレンチ・ノワール。親友フィリップからセラノという議員を殺してしまったことを打ち明けられたグザヴィエが、政治腐敗という巨悪に挑む模様を描く。ドロンの映画デビュー60周年となる本年、スターチャンネルとのコラボレーションによって上映される。


 フレンチ・カニバリズム・ホラー『Raw(英題)』は、ジュリア・デュクルノー監督の長編デビュー作。ベジタリアンの獣医一家に育ち、獣医学校に進学した16歳のジュスティーヌが、上級生から生肉を食べることを強要されたことで変貌をとげていく模様を描く。


 また、団長として来日するドヌーヴに加え、第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『エル ELLE』のイザベル・ユペールとポール・ヴァーホーヴェン監督、『ロダン カミーユと永遠のアトリエ』のジャック・ドワイヨン監督、『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン監督、『夜明けの祈り』のアンヌ・フォンテーヌ監督、『あさがくるまえに』のカテル・キレヴェレ監督ら、計13名の来日が予定されていることも発表された。


 なお、上映スケジュールは、「フランス映画祭2017」公式サイトにて公開されている。(リアルサウンド編集部)