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ヘンリー王子、難病と闘う6歳少年をサプライズ訪問

2017年05月09日 10:54  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ヘンリー王子の優しさに、少年の家族も感動(出典:https://www.facebook.com/olliesarmybattlingagainstbattens)
母ダイアナ妃のように、国民に寄り添いながらチャリティ活動や公務に励んでいる英ヘンリー王子。その王子がこのほどロンドンの小児病院を訪問し、末期の病と闘う少年と対面して優しく抱きしめた。この少年に王子が会うのは二度目であったが、昨年はある授賞式にて対面し“あたかも奇跡のような出来事”が起きたという。

このほどヘンリー王子がグレイトオーモンドストリート病院を訪れ、神経難病であるバッテン病と闘う6歳のオリー・キャロル君(Ollie Carroll)を見舞った。この病気のためオリー君は歩行が不可能だが、昨年「WellChild Awards」と題された受賞式にて「Inspirational Child」賞を授与された瞬間に力を振り絞って起立し、会場にいた王子をハグしたという。その日のことを、オリー君の母ルーシーさんは「本当に魔法のようでした」「その時に王子と息子の間に絆が生まれたのでしょう」と振り返っている。

その後、「限定的状況において未承認薬の使用を認める制度」のおかげでオリー君は先駆的な治療を受けることが可能になった。それだけ「病状が進んだ」という意味でもあるが、母のルーシーさんはヘンリー王子に手紙を書き「もう立てないと思っていた息子に、立つ力を与えていただきました」と感謝の気持ちを伝えたそうだ。

これを受けヘンリー王子はオリー君の病室を訪問し、オリー君との再会を果たした。オリー君を膝に乗せてしっかり抱きかかえた王子は、時間をかけて楽しいひとときを共有したという。その姿は家族がFacebookに公開しているが、国民に寄り添った故ダイアナ妃の存在を思い出した英国民も多かったようだ。心優しい王子に再び会えたオリー君も、さらなる闘病に向けて力が沸いたことだろう。

出典:https://www.facebook.com/olliesarmybattlingagainstbattens
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)