トップへ

佐々木孝太との激戦制し、山野哲也がグローバルMX-5カップ開幕2連勝

2017年05月08日 19:53  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

グローバルMX-5カップ第2戦表彰台
5月7日、鈴鹿サーキットでグローバルMX-5カップ・ジャパンの第2戦が行われ、山野哲也(CABANA Racing)が開幕2連勝を飾った。

 グローバルMX-5カップは、マツダMX-5(日本名:ロードスター)のカップカーで争われるワンメイクレース。世界共通で同一マシンを使い、統一ルールのもとでレースが行われる。

 第2戦には世界戦を目指すグローバルクラスに10台、日本独自のジェントルマン向けクラスであるエンブレムクラスに3台が出場した。なお、エンブレムクラスはレース中1度のピットインが義務付けられているほか、ドライバー交代も可能となっている。

 4月9日にスポーツランドSUGOで行われた第1戦を制した山野は、トップ5台が1秒以内にひしめく公式予選で2番手を獲得する。

 45分間で争われる決勝で、山野はスタートダッシュを決めて1コーナーでポールシッターの堤優威(Team“Be a racing driver”)をオーバーテイク。トップに浮上した。

 そんな山野以上の好走をみせたのが5番手スタートの佐々木孝太(KOTA RACING)。佐々木はオープニングで3番手までポジションをあげると、3周目のシケインで堤を交わして2番手に。その2周後には同じシケインで山野を攻略してトップに躍り出た。

 その後、山野と佐々木は抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げたが、8周目のシケイン飛び込みで佐々木がスピン。一気に7番手まで後退してしまう。

 これで単独走行となった山野は着実にリードを広げ、スタートから45分が経過した18周目にトップチェッカー。2位以下に6秒以上の差をつける圧倒的速さをみせつけた。

 レース後、山野は「スタートは上手くいきましたが、堤選手と佐々木選手とのバトルは本当にしんどかったですね。でも、これがワンメイクレースの醍醐味なんだろうと思います」とレースを振り返っている。

 エンブレムクラスはポールからスタートした堤/佐藤和徳(Team“Be a racing driver”)が総合10位でフィニッシュしてクラス優勝を飾った。

 グローバルMX-5カップの第3戦は6月18日、ツインリンクもてぎで決勝レースが行われる。