5月7日、鈴鹿サーキットでグローバルMX-5カップ・ジャパンの第2戦が行われ、山野哲也(CABANA Racing)が開幕2連勝を飾った。
グローバルMX-5カップは、マツダMX-5(日本名:ロードスター)のカップカーで争われるワンメイクレース。世界共通で同一マシンを使い、統一ルールのもとでレースが行われる。
第2戦には世界戦を目指すグローバルクラスに10台、日本独自のジェントルマン向けクラスであるエンブレムクラスに3台が出場した。なお、エンブレムクラスはレース中1度のピットインが義務付けられているほか、ドライバー交代も可能となっている。
4月9日にスポーツランドSUGOで行われた第1戦を制した山野は、トップ5台が1秒以内にひしめく公式予選で2番手を獲得する。
45分間で争われる決勝で、山野はスタートダッシュを決めて1コーナーでポールシッターの堤優威(Team“Be a racing driver”)をオーバーテイク。トップに浮上した。
そんな山野以上の好走をみせたのが5番手スタートの佐々木孝太(KOTA RACING)。佐々木はオープニングで3番手までポジションをあげると、3周目のシケインで堤を交わして2番手に。その2周後には同じシケインで山野を攻略してトップに躍り出た。
その後、山野と佐々木は抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げたが、8周目のシケイン飛び込みで佐々木がスピン。一気に7番手まで後退してしまう。
これで単独走行となった山野は着実にリードを広げ、スタートから45分が経過した18周目にトップチェッカー。2位以下に6秒以上の差をつける圧倒的速さをみせつけた。
レース後、山野は「スタートは上手くいきましたが、堤選手と佐々木選手とのバトルは本当にしんどかったですね。でも、これがワンメイクレースの醍醐味なんだろうと思います」とレースを振り返っている。
エンブレムクラスはポールからスタートした堤/佐藤和徳(Team“Be a racing driver”)が総合10位でフィニッシュしてクラス優勝を飾った。
グローバルMX-5カップの第3戦は6月18日、ツインリンクもてぎで決勝レースが行われる。