舞台『向日葵のかっちゃん』が、8月23日から東京・銀座の博品館劇場で上演される。
同作は、NHKの教育番組『おかあさんといっしょ』内で放送されていた着ぐるみ人形劇『ぐ~チョコランタン』などの脚本を手掛けた西川司が自身の小学生時代を振り返った小説の舞台化。時計や漢字が読めずに小学2年生から4年生までを支援学級で過ごしたかっちゃんが、5年生の時に転校した学校で出会った森田先生から勉強の楽しさを教えられて成長していく様を描く。
演出、脚本はわかぎゑふが担当。出演者には、森田先生役の三上真史、かっちゃんの母役の星野真里、校長先生役の酒井敏也らが名を連ねている。かっちゃん役は阿由葉朱凌と戸塚世那のダブルキャストとなる。チケットの販売は6月17日からスタート。
■三上真史のコメント
子供の可能性を信じて、教え育てることがいかに大切なことか。決めつけるのではなく、何故そうなるのか分かるまで同じ目線で優しく熱く本気で向き合う。
本来の教育のあり方、大人が大人であることの重要性を強く感じられる作品です。
そして起きる奇跡。
僕自身、森田先生のような大人でありたい。そんな森田先生役を、わかぎゑふさん脚本演出のもと、素晴らしいカンパニーでできることを心より嬉しく誇りに思います。森田先生のように、本気で向き合います。よろしくお願いいたします。
■西川司のコメント
私の少年時代に本当に起きた小さな奇跡を描いた物語「向日葵のかっちゃん」を刊行して、ちょうど十年という節目となる本年、こうして舞台化となることは、この上ない喜びです。そしてまた、役者さんたちが演じてくれるこの物語は、文字で表現する小説とはまた別の感動を観客のみなさまに与えてくれるものと確信しています。