『角野栄子「魔女の宅急便」展―魔女とおばけと―』が7月22日から神奈川・横浜の神奈川近代文学館で開催される。
1970年にノンフィクションの『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』でデビューした角野栄子。1985年から、完結編となる2009年の『魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち』まで20年以上にわたって児童文学『魔女の宅急便』シリーズを書き続けた。
同展では『魔女の宅急便』と、現在も新作が発表されている幼年童話『小さなおばけ』シリーズを軸に、角野の多彩な作品群を紹介。原稿や創作手帳、関連書簡、写真などの資料に加え、『魔女の宅急便』や『小さなおばけ』シリーズの挿絵原画を含む約350点を展示する。また角野が収集した世界の魔女人形コレクションや、魔女、魔法への関心から生まれた著作を原画などで紹介するコーナーも設けられる。