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WRC:ヒュンダイと交渉報道のミケルセン、ラリー・ポルトガルでの最上位クラス復帰叶わず

2017年05月08日 10:53  AUTOSPORT web

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WRC最上位クラス復帰に向け、ヒュンダイやトヨタと交渉中と報じられていたアンドレアス・ミケルセン
元フォルクスワーゲンのワークスドライバーであるアンドレアス・ミケルセンは、WRC世界ラリー選手権第6戦ポルトガルに、WRC2を戦うシュコダから参戦する。

 2017年中のWRC最上位クラス復帰、そして2018年のレギュラー参戦を目指して、ヒュンダイやトヨタと交渉中と報じられたミケルセン。当初、ラリー・ポルトガルにはヒュンダイからスポット参戦すると噂されていた。

 また、ミケルセンとヒュンダイは、グラベル(未舗装路)イベントのラリー・ポルトガルに向けて事前テストにも臨んでいた。

 しかし、ミケルセンは第1戦モンテカルロと第4戦ツール・ド・コルスで加わったシュコダの要請に応じ、ラリー・ポルトガルのWRC2に参戦するといい、第6戦でヒュンダイから最上位クラスへ復帰する可能性はなくなったという。

 シュコダ・モータースポーツでディレクターを務めるミハエル・フラバネクも「ポルトガルには2台体制でエントリーする。1台はポンタス(・ティデマンド)がドライブする。アンドレアス(・ミケルセン)にはもう1台のマシンをドライブするオファーを出した」と述べている。

 なお、チームの第3ドライバーを務めているヤン・コペッキーは地元チェコで行われる国内戦に出場するため、ラリー・ポルトガルには出走できない。

 ミケルセンが出場するラリー・ポルトガルはレギュレーション上、WRC2に年間エントリーを行っている全ドライバーが必ず出走しなければならないため、これまで以上に激しい争いが予想されている。

 WRC第6戦ポルトガルは5月18~21日に開催される。