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ご近所さん同士で電力を直接売買できる画期的なネットワーク「ブルックリン・マイクログリッド」

2017年05月07日 21:03  Techable

Techable

従来、電力の多くは、大規模な発電所で大量に生み出され、送電線を通じて広域に供給されてきた。

しかし、長距離の送電には相応の電力損失が避けられず、また、大規模災害などによって発電所が停止した場合、広範囲にわたって停電となるリスクがある。

そこで、近年、電力消費地の近くで小規模な発電施設をネットワーク化し、電力需要にあわせて最適制御することで安定的に電力を供給しようという“マイクログリッド”が注目されている。
・地元で発電したエネルギーを住民同士が売買
「ブルックリン・マイクログリッド(BMG)」は、エネルギー供給者と消費者をつなぎ、地元で発電した再生可能エネルギーを融通し合う、小規模な地域コミュニティベースのマイクログリッド。

仮想通貨の根幹をなすデータベース技術「ブロックチェーン」を活用し、家屋やビルの屋根に設置されたソーラーパネルで発電した電力を地域住民の間で直接売買できるのが特徴だ。

現在、ニューヨーク市ブルックリンのゴワナス地区とパークスロープ地区を対象に展開しており、今後、対象エリアを拡大していく方針だという。
・エネルギー市場の分散化を実現する取り組み
「ブルックリン・マイクログリッド」は、太陽光エネルギーとブロックチェーン技術を組み合わせることによって、エネルギー市場を分散化させようとしている点が秀逸。

「ブルックリン・マイクログリッド」のような地域コミュニティベースのマイクログリッドが世界各地に広がれば、エネルギーの“地産地消”を大きく後押しするだろう。

Brooklyn Microgrid