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ゆず、10周年ライブ後のスランプ時期について語る 「『ゆずをもう1回やり直そう』って話した」

2017年05月07日 11:03  リアルサウンド

リアルサウンド

 バカリズムとマギーが司会を務める音楽番組『バズリズム』(日本テレビ系)。5月6日放送回では、ゲストにゆず、夏木マリが登場した。


 1組目のゲストは、今年デビュー20周年を迎えるゆず。番組では、これまでの歩みを振り返る企画「ゆずの20年丸分かリズム」を行った。ミニアルバム『ゆずの素』でインディーズデビューしたゆず。デビューのきっかけは、偶然作った自作のデモテープだった。北川悠仁は、「路上でずっと歌っていたんですけど、最初の頃お客さんがほとんどいなかったんですよ。そんな僕らに、初めてのファン“ももよ”と“はなよ”っていう女の子2人組が、『デモテープないの?』って初めて言ってくれて」と当時を振り返る。続けて、「その時ある曲を全部カセットテープに入れて持ってったら、壁に『ごめん、今日行けなくなっちゃった。ももよ・はなよ』って手紙で書いてあったんですよ。そうしたら、今のTOY'S FACTORYの社長でもある稲葉さんが、たまたま出身が横浜で僕らの路上ライブに立ち止まってくれたんですよ。その持ってたテープを渡して、それがデビューのきっかけ」と明かすと、バズリズムは「えー! 何その仕組まれたみたいな話!」と驚きの様子を見せた。


 当時、稲葉氏がゆずの2人にかけたのが「君たち路上でやっているのがかっこいいから、ここで頑張りなさい」という言葉だったという。北川は「このまま路上でやっていてもしょうがないところを初めて肯定してもらえたので、それが嬉しくてそこからしゃかりきに曲を書いたりライブを一生懸命やるようになりました」と、当時を思い出していた。その後、ゆずは「夏色」で口コミからじわじわと人気を獲得。1998年に開催した“伝説の路上ライブ”最終日には、7000人が集まった。ほかにも番組では、ゆずがデビュー当時にアイドル雑誌にも掲載されていたことに触れた。実際の“アイドル写真”がスタジオに登場すると、北川は「すごい速度で『夏色』から物事が進んでいったので、それをこなすのに必死で。それがいいことなのか、悪いことなのか」と、アイドル視されながらも、必死だったデビュー当時について語った。


 2007年、ゆずは10周年ライブを開催するも、スランプ時期に突入する。「環境の変化とかで苦しくなってきていて」と北川が述べると、岩沢厚治は「その中でも『そろそろ新作作りましょうよ』っていうスタッフの声とかも、ちょっと居心地悪いなっていう時期だったんですよね」とコメント。滅多に真面目な話をしない2人だが、この時だけは大阪から東京までの新幹線の帰り道に話し合いをしたのだという。「5分ぐらいだったんですけど、このままじゃよくないと思うと、『ゆずをもう1回やり直そう』って話しました」と述べ、岩沢も「お互い感じてはいたので」と短い時間で話し合いを終えた理由を述べた。


 スタジオライブでは、ゆず「イロトリドリ」「夏色」、Anly+スキマスイッチ=「この闇を照らす光のように」、BTOB「MOVIE –JPN ver.-」を披露。「バズ女が探リズム」のコーナーには、HEADLAMPが出演した。


 次回5月12日の放送では、木村カエラ、絢香、シェネル、防弾少年団、MOSHIMOをゲストに予定している。(文=向原康太)