中上貴晶は3列目8番グリッドを獲得
パウィは6列目グリッドから明日の決勝へ
2017年5月6日(土) Rd.04 スペインGP ヘレス・サーキット
コンディション:ドライ 気温:25℃ 路面:42℃
土曜日の午後の予選を終え、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は、1分42秒834を記録して8番手となり、明日の決勝レースは3列目グリッドからスタートします。チームメート、カイルール・イダム・パウィの予選タイムは1分43秒271で、6列目16番グリッドを獲得しました。
午前のFP3で、中上はセットアップをプレシーズンテストの仕様に戻して走行し、トップタイムから0.860秒差のタイムを記録しました。パウィも走行するたびに自信を深め、このセッションでは19番手となりました。
午後に行われた45分間の予選で、中上は決勝レースを見据えて、高水準のアベレージタイムを刻み、明日の戦いで好パフォーマンスを発揮する手応えをつかんでいます。パウィも手堅い進歩を遂げ、決勝レースに向けた準備を着実に進めています。
明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後4時10分)から20分間のウォームアップ走行を行い、25周の決勝レースは現地時間午後0時20分(日本時間午後7時20分)にスタートします。
中上貴晶 (8番手/1'42.834/+0.754)
「予選のベストタイムだけを見れば厳しい部分はありますが、レース全体を見据えると1分43秒台前半で周回できているので、光明が見えています。8番グリッドからでも、追い上げればトップグループでレースができると思うので、最後まで粘り強く戦います。明日は今日よりもさらに暑くなり、厳しい温度条件になりそうなので、ミスすることなく、フロントタイヤをいじめすぎずに、頭を使ってレースを組み立てることが勝負の大きなカギになると思います」
カイルール・イダム・パウィ (16番手/1'43.271/+1.191)
「昨日から抱えていたフロントの問題は、チームががんばってくれたおかげで、かなりよくなってきました。Moto2クラスのベストグリッドを獲得できたので、明日もこの調子でポイント圏内の15位以内を目指して全力で走ります」
岡田忠之 チーム監督
「中上はまだ旋回性の問題を完全に解決しきっていないのですが、その状態でもよくがんばって8番グリッドを獲得してくれました。アベレージタイムは悪くないので、明日に向けてもう少し走りやすいマシンに仕上げ、レースに備えます。パウィはMoto2での自己ベストグリッドを獲得しました。16番手スタートは、完走すればポイントの獲得が期待できる好位置なので、決勝に向けてしっかり支えていきたいと思います」