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チャーリー・シーン、HIV薬の副作用を激白「認知症に近い症状も経験した」

2017年05月06日 20:04  Techinsight Japan

Techinsight Japan

新薬認可に期待するチャーリー・シーン
「この不愉快な寝汗と頭痛は何なんだ? そうか、きっと脳腫瘍ができたんだ」―そう思い詰めて病院に行ったチャーリー・シーンに下された診断は、なんと「HIVに感染しています」。それから数年を経て2015年に病気を公表したチャーリーがあるイベントに参加し、数百人ものゲストを前にまだ実験段階にある「HIV新薬」を高く評価した。かつて服用していた薬も確かに効果はあったものの副作用に苦しんだチャーリーは、新薬が早く認められるよう心より願っている。

このほどチャーリー・シーンはハリウッドにて開催されたイベントにて、「PRO 140」なるHIV新薬を使った感想をこう語った。

「以前に服用していた薬は病気を抑え、この俺を生かしてくれたんだ。」
「でもその薬のおかげで、時には絶え間ない片頭痛に苦しんだ。それだけでなく、認知症すれすれの症状にもね。」

ちなみにチャーリーは片頭痛だけでなく、腹痛や肝臓障害などにも苦しんだという。だがこの新薬は注射で体内に入れられるほか、副作用がないため日常生活が普通に送れるそうだ。

「最初、この病気だと言われた時は…死刑宣告じゃないと知りつつ失望したよ。」
「でも(新薬のおかげで)普通に暮らせるんだ。俺は贈り物としてこの薬を受け入れるよ。」
「隠れて、オープンに話さないって選択肢もあった。でも俺は、(この薬が認められるよう)反対の道を選んだんだ。」

今はずいぶん調子も良いというチャーリーは、「いつかは病気を克服する治療法が確立される日が来る」と信じて前向きに暮らしている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)