ポル・エスパルガロは、スペインGPでKTMの新スペックエンジンを使用し「驚いた」と語っている。
KTMは、スペインGPで他のマニュファクチャーが使用しているビッグバン型エンジンを採用し、加速を向上させる目的でエンジンを再構築。ル・マンで新スペックエンジンのテストを実施した後、エスパルガロとチームメイトのブラッドリー・スミスがレースウイークで試すために新スペックエンジンをヘレスに持ち込んだ。
両ライダーは金曜日のフリー走行で新スペックエンジンを使用。エスパルガロは月曜日のレース後のテストで旧型エンジンとの比較評価を行う前に、引き続き新スペックエンジンを使用し、バランス確認するという。
エスパルガロは「パワーはより柔らかく、より滑らかで簡単になった。この感じでいけば、もう少しパワーを上げることができる」と語り、次のように続けた。
「今のエンジンが100パーセントか50パーセントかはサーキットではわからない。月曜日にすべてを明確にする必要がある」
「エレクトロニクスについてはもう少し作業をしてすべてをより良く管理し、スムーズなパワーマネジメントとウイリーコントロールが必要だから、改善が必要だね。僕たちはエンジンを使い続ける必要がある」
エスパガロは、初日のフリー走行でKTMに移籍してから初のトップ10入りを果たし、ライバルのライダーたちに続くことができた。
「(トップ10に)戻ってこれたことは素晴らしい瞬間だ。最後尾のライダーではないから、他と同じライダーだと感じる」とエスパルガロ。
「状況はかなりショックだった。新しいエンジンを投入して、僕たちはここに戻ってこれた。完璧な方向に進んでいるよ」
「最初のフリー走行では、濡れた路面でそこまで離れていなかった。そして、2回目のフリー走行ではもっと近づいた。僕たちは驚いているよ」