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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第4戦スペインGP 初日レポート

2017年05月06日 13:12  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
中上貴晶が初日を16番手でスタート
パウィは総合26番手

2017年5月5日(金) Rd.04 スペインGP ヘレス・サーキット
コンディション:ドライ 気温:21℃ 路面:29℃

 戦いの舞台をヨーロッパに移したMoto2クラスは、スペインのヘレス・サーキットから本格的な欧州ラウンドが幕を開けます。一周4.423kmの同コースでは、過去に数々の名勝負が繰り広げられてきました。

 今年も激戦の予感が漂う中、金曜日は午前と午後に各45分間のフリープラクティス(FP)1回目とFP2が行われ、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は1分44秒126を記録して、初日の総合順位で16番手につけました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは初日総合26番手、自己ベストタイムはFP2で記録した1分44秒616でした。

 Moto2クラスのFP1は、現地時間の午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタート。フルウエットコンディションでの走行となったこのセッションで、中上は注意深くウエット用のセットアップを確認しました。一方、パウィは雨での強さを存分に発揮して14番手タイムを記録しました。

 午後のFP2はドライコンディションになり、中上はセッション最後の周回で自己ベストタイムを更新。パウィもマシンのフィーリングを改善しながら、着実な前進をみせました。

 明日のFP3は午前10時55分にスタート。午後には決勝のグリッド順を決める45分間の予選が行われます。

中上貴晶(16番手/1'44.126/+1.005)
「今日は前戦オースティンと同じセットアップで走り始めたのですが、フロントのいいフィーリングが得られず、コーナリングスピードを十分に上げることができませんでした。ギアレシオもいまひとつだったので、明日はセットアップとギアをウインターテストでトップタイムを出したときの状態に戻して、一気にばん回を狙います」

カイルール・イダム・パウィ(26番手/1'44.616/+1.495)
「今朝のレインコンディションでは、気持ちよく走ることができました。午後のFP2ではフロントに少し問題があり、セクター3やセクター4の低速区間で苦戦していますが、全体的なフィーリングはだいぶよくなっているので、自信を取り戻して走れるようになってきました」

岡田忠之 チーム監督
「今日の中上はフロントから十分なフィーリングを得られず、トップスピードも伸びていないため、いいラップタイムにつなげることができませんでした。この症状さえ改善すれば普通に走れるようになるので、しっかりと問題の原因を探ります。パウィは、過去3戦の低迷を脱する走りになってきました。旋回性を改善するためにセットアップを少し調整することで、さらに前のポジションに行ってくれるでしょう」