5月4日、富士スピードウェイで行われた2017年のスーパーGT第2戦で、GT500クラスを制したZENT CERUMO LC500の立川祐路と石浦宏明が、その喜びを語った。
ZENT CERUMO LC500
立川祐路
「この富士スピードウェイでも速く強いクルマを作ってくれたレクサス開発陣、TRDに感謝します。そのクルマを今週、きちんと仕上げて、レース中もトラブルやピット作業のミスなくこなしてくれたチームにも感謝しています」
「スタートから、できるだけ逃げたいという思いはありましたけど、レクサス勢の差はわずかで、序盤は大変でした。GT300クラスに追いついてからは、それをうまく処理することに専念しました。後ろとの間隔を保ったまま、石浦に代わることができましたよ」
「その石浦が頑張ってくれた上、状況も味方して10秒以上のマージンができたので、最後のスティントは後ろとの差を見ながら確実にゴールまで運ぶだけで、僕としては楽でしたね」
「GT500クラス、GT300クラスとも、CERUMOとINGINGという兄弟チームが勝利して最高の日になりました。両チームのクルマ(レクサスLC500とRC GT3)を開発したドライバーって誰なんでしょう?(両マシンとも立川が開発に従事)」
「オートポリスは好きなサーキット。富士も得意ですけど、オートポリスも結構得意なんです。そういう意味で去年レースができなかったのは、非常に残念でした。ドライバーにはチャレンジングなサーキットなので、どのドライバーも好きな場所だと思います」
「みんなでいいレースをしたいですし、九州のファンに応援に来てほしいです」
石浦宏明
「スタート直後の立川(祐路)選手の走りやセクタータイムを見ながら、そう簡単には勝てないと思うくらい、周りも速かった。厳しい戦いを覚悟していました」
「昨日の段階から、僕のアウトラップが大事な要素になると思っていたので、ウォームアップ走行でもコールドタイヤで練習しました。その成果を出して納得できる走りができたので、そこからは落ち着いて走ることができました」
「途中、ブルーフラッグにすぐ反応してくれないクルマがいて、大きくタイムロスすることもありましたけど、自分の走りに集中して立川選手になるべくリードを築いて渡したいという気持ちをもって、集中して走りました」
「今回、(周囲から)期待されていた分、プレッシャーも感じていました。前回チームとして少し心配な部分もありましたけど、今回にかける意気込みが結果につながったと思うと嬉しいです」
「CERUMO・INGINGにとっては最高の週末になりましたし、両方のクルマを開発した人が隣にいる(立川祐路)ようなので、その方のおかげかなと思います(笑)」
「オートポリスを去年走ることができず、九州のファンにも会えなくて残念でした。今年は楽しみにしている人が多いと思いますし、まずオートポリスでレースを戦えることが嬉しいです。ポイントランキングも上位で臨める点も嬉しいですね」
「父が熊本出身で親戚も多く観戦しにくるので、いい走りがしたいです」