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MotoGP:ロッシ「ポイントリーダーとしてヘレスに臨めるとは思ってもいなかった」

2017年05月04日 16:22  AUTOSPORT web

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バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハMotoGP
MotoGP第4戦スペインGPの開幕前に、モビスター・ヤマハMotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ、モンスター・ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコが意気込みを語った。

■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラス ランキング1位)
 開幕戦カタールGPから3戦連続で表彰台に立ったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。優勝こそないものの、ただ一人、3戦全戦で表彰台に立ち、第3戦アメリカGP終了時点でランキングトップに浮上した。

 開幕前のテストではマシンのセットアップに苦戦していたが、開幕戦の決勝では大きく前進、これが序盤3戦の結果につながった。

 ヘレスはロッシが得意とするサーキット。昨年はポール・トウ・ウインを飾り、MotoGPクラスで通算7勝を飾っている。

「チャンピオンシップのリーダーとしてヘレスに臨めるとは思ってもいなかった。開幕前のテストで苦戦した問題のいくつかを解決することができ、ここまでの3戦ではとてもいいレースができているので満足している。マシンにはまだ改善すべき点がある。ヘレスのウイークはとても重要だ」

「いよいよヨーロッパラウンドが始まる。ヘレスは本当に楽しいサーキットだ。オースティンの最初のフリー走行で多くを改善できたが、再びヘレスでも改善していきたい。何をやればいいかは理解しているから、僕たちが求めるものを見つけることができることを確信している」

■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラス ランキング2位)
 開幕2戦で連勝を飾り、チャンピオンシップをリードしていたものの、第3戦アメリカGPで転倒リタイアに終わり、ランキング2番手に後退したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。ホームレースのヘレスは巻き返しのレースとなる。

 ヘレスではMoto3時代の2013年に優勝を経験。昨年は予選5番手から6位入賞を果たした。ヤマハに移籍した今年、ヤマハのマシンに合っていると言われるヘレスでどんな戦いを見せるかに注目が集まる。

「オースティンは残念な結果に終わったが、ケガがなかったのが幸いだった。ここまでの3戦で勝つことができるポテンシャルを持っていることを示すことができた」

「ヘレスはヤマハのマシンに合ったコースだ。ヤマハのマシンはヘレスで常に速かった。だから、ヘレスでも僕は強いと思う。マシンのいいセットアップを見つけ、最後までプッシュできるように集中しなければならない。ヘレスに向けて、高いモチベーションがある」


■ヨハン・ザルコ(MotoGPクラス ランキング7位)
 開幕戦カタールGPでは、転倒リタイアに終わったものの、序盤にレースをリード。第2戦アルゼンチンGP、第3戦アメリカGPと2戦連続で5位に入賞し、ルーキー勢トップとなるランキング7位につけるヨハン・ザルコ(ヤマハ)。

 Moto2時代は2015年に2位表彰台を獲得しているが、ヘレスでの優勝経験はない。序盤3戦とキャラクターの異なるヘレスで、ルーキーのザルコがどんな活躍を見せるかに注目が集まる。

「ヘレスからヨーロッパラウンドがスタートする。カタール、アルゼンチン、テキサスとコース長も長く大きなサーキットで開催されてきたが、ヘレスは短くタイトなコースなので、このコースでマシンをどうコントロールすればいいのか興味深い。テキサスではいいバトルができ5位に入賞することができた。ヘレスでもプッシュを続けて表彰台に近づきたい」

「前回のレースでもトップ3からそれほど遠くない位置を走れたから、表彰台に立つことを目標に努力したい。ヘレスはコンディション的には暑いはずだが、常に雨の恐れがあり、注意する必要がある。どんなコンディションになるのか様子を見てみよう。でも、レースに向けてはオープンマインドで臨むつもりだ。いい結果を残すために全力をつくす」