MotoGP第4戦スペインGPの開幕前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとダニ・ペドロサ、LCRホンダのカル・クラッチローが意気込みを語った。
■マルク・マルケス(MotoGPクラス ランキング3位)
前戦アメリカGPで今シーズン初優勝を飾ったマルク・マルケス(ホンダ)。この勝利でランキングも3番手に浮上した。
ヘレスはマルケスにとってホームレースとなるが、MotoGPクラスではまだ勝利を経験したことのないコース。それでも2013年から2015年まで2位、昨年は3位と4年連続で表彰台に立っている。
「フライアウエイ3戦の後、スペインに戻ることができてハッピーだ。ファンクラブのみんなの前で走るホームレースはいつも特別なんだ」
「オースティンでの勝利はチーム全員に自信と、今後のマシンのセットアップを改善するためのハードワークに対するモチベーションをもたらした。ヘレスは難しいサーキットのひとつだ。古いタイプのコースで、コース全長は短く、コース幅も狭い」
「ハードな加速とブレーキングエリアがある。いいラップタイムを記録するためには、バイクをうまくターンさせる必要があり、ブレーキングの安定性も求められる。ヘレスではライバルがいつも速いけど、金曜日の朝からいいスタートを切ることができれば、うまくやれると思っている」
■ダニ・ペドロサ(MotoGPクラス ランキング6位)
アメリカGPで今シーズン初表彰台となる3位に入賞したダニ・ペドロサ(ホンダ)。ランキングも6番手に浮上した。ヘレスのMotoGPクラスでは2006年のデビュー以来、欠場した2015年と、4位に終わった昨年を除いた全戦で表彰台に立っており、2008年と2013年には優勝を記録している。
「ヘレスは大好きなコース。タイトなコーナー、高速コーナー、ヘアピン、ウイリーするポイントもある。MotoGPデビューレースで表彰台に立ったことは最高の思い出のひとつだ」
「オースティンからの勢いをキープし、速いリズムとラップタイムをキープするためにマシンのセットアップを改善し、前進を続けたい。マシンの改善点は理解しているから、ヘレスでさらに一歩前進することが楽しみだ。ファンの前でいい週末を迎えたい」
■カル・クラッチロー(MotoGPクラス ランキング5位)
開幕戦カタールGPでは決勝中に2度転倒を喫しリタイアに終わったカル・クラッチロー(ホンダ)だが、第2戦アルゼンチンGPでは3位表彰台を獲得、第4戦アメリカズGPでも4位入賞と、上位入賞を続け、3戦を終了した時点でインディペンデントチーム勢トップのランキング5位につける。
ヘレスでは2012年に4位、2013年に5位、2015年に4位と上位に入賞した経験を持つ。
「ヘレスでのスペインGPが楽しみだ。ヨーロッパでの最初のレースだから、これまでの3戦より少し家に近く、全てが楽しめるサーキットだ」
「今回のレースに向けて大きな期待感がある。ポジティブだった2戦の後で、ヘレスでよい仕事ができないという理由がない。チームと一緒に早く仕事がしたいね。前戦の4位を上回ることができるのかどうか、様子を見てみよう」