MotoGP第4戦スペインGPの開幕前に、チーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネと津田拓也が意気込みを語った。
■アンドレア・イアンノーネ(MotoGPクラス ランキング15位)
開幕戦カタールGPで予選2番手を獲得、決勝でもトップ争いに加わりながら転倒リタイアに終わったアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。
第2戦アルゼンチンGPでは決勝でジャンプスタートのペナルティを受け16位完走に終わるなど、いい流れに乗れなかったイアンノーネだが、第3戦アメリカGPでは7位に入賞し、ようやくポイントを獲得した。
今年からスズキのエースとなったイアンノーネにとって、ヨーロッパラウンドのスタートとなるスペインGPは重要な一戦となる。ヘレスのMotoGPクラスでは表彰台経験はないものの、2015年には予選3番手から6位に入賞、昨年は7位に入賞している。
「スペインGPがポジティブなレースになることを願っている」
「ヘレスでは昨年、テストを行なっているが、いいフィーリングで、パフォーマンスも悪くなかった。このことはレースに向けて自信を与えてくれる」
「いくつかの問題を解決するために、初日の金曜日から懸命に働く必要があるが、いくつかのアイディアがある。日曜日を笑顔で終えることができるように頑張りたい」
■津田拓也(MotoGPクラス 代役参戦)
第3戦アメリカGPで転倒負傷したアレックス・リンス(スズキ)の代役としてスペインGPに参戦することになった津田 拓也(スズキ)。
スズキのMotoGPマシンテストライダーとして、これまでGSX-RRの開発に携わってきたが、MotoGPの実戦参加は今回が初となる。ヘレスはテストで走行経験済み。MotoGPデビューレースをどのように戦うかに注目が集まる。
「アレックスのケガは本当に残念です。彼の一刻も早い回復を願っています」
「代役として素晴らしいチャンスが与えられたことは大きな驚きでした。もちろん、わくわくしています。夢がついに叶いました。これまでもMotoGPでレースをすることを夢見ていましたが、こんな形で実現するとは思ってもいませんでした」
「幸いにも去年の11月にヘレスでGSX-RRをテストしました。このテストでコースにも慣れることができ、ヘレスは好きなレイアウトのコースです」
「経験豊富なライダーたちを相手としたレースは簡単ではありませんし、コースコンディションも11月のテストとは異なることは分かっています。全てが僕にとって大きな冒険になります。僕ができることは、自分自身とチームのために全力をつくすことです」