フェルナンド・アロンソのインディカー初テストに立ち会った、アンドレッティ・オートスポートのチームオーナー、マイケル・アンドレッティは、この日の走行は完璧であり、初のインディ500参戦に大きな期待を持てると語った。
マクラーレン・ホンダのアロンソは、今季F1モナコGPを欠場し、同日に決勝が開催されるインディ500に挑戦することを決めた。このプロジェクトをアンドレッティ・オートスポートがサポート、アロンソはマクラーレン・ホンダ・アンドレッティのエントリーで参戦する。
3日、アロンソはインディアナポリス・モータースピードウェイでプライベートテストを行い、ルーキー・オリエンテーションを完了、一日を通して合計110周を走行、222.548mphを記録した。
「彼は完璧な仕事をした。やるべきことをすべて成し遂げ、(ルーキー・オリエンテーション・プログラムの)3つのフェーズをこなした」とアンドレッティ。
「(走行の合間に)彼はデータをチェックしている。走行中のフィーリングとデータを見比べているのだ」
「(オーバル走行について)もう理解している。彼は世界一レベルのドライバーであり、そうみなされている理由が分かる」
「ラインを調整しながら走り、1周1周変更しながら感触をつかんでいる」
「少しアンダーステアだったが、アンダーステアに対応してラインをアジャストした。彼は本物だ」
「彼はいろいろなことを試していた。少しペースが遅いかと思うと、次のラップにはペースを戻し、うまくやっていた」
「今月(のインディ500で)、かなりの強さを見せつけると思う」
アンドレッティは、最初にアロンソのインディ500参戦をサポートするという役割を打診された時には、あまりに大きな出来事に驚いたが、チームにとって最高のチャンスとみなして引き受けたと語った。
「(マクラーレンのエグゼクティブディレクター)ザック(・ブラウン)と(インディカーCEO)マーク・マイルズから電話を受けた時、『オーケー。どうやって対応するか分からないけど、やってみよう。方法を見つけよう』と答えた」とアンドレッティ。
「あまりにも大きな出来事だ。マクラーレンと提携し、フェルナンドのようなドライバーが我々とともに走るというのは、チームにとっては重大事件だ。しかし素晴らしいチャンスであり、これを逃がすわけにはいかなかった」