第2戦 富士スピードウェイ
二人のセットは違うがQ2進出9番手
午前のセッションは高木が主にタイヤの比較を行い、予選のセットを進めていった。ウォーキンショーは富士での走行が少なかったので、慣熟走行とセットアップを詰めていった。途中、赤旗でセッションが中断してしまい、予定していたメニューを消化しきれずセッションを終えた。
予選はウォーキンショーにQ1を行かせたかったが、確実にQ1を突破する為に高木がアタックをすることになった。硬めのタイヤだったので、高木は入念に熱を入れて4周目にアタックに入った。Q1を突破するには十分なタイムが出たので、タイヤを温存する為にアタックをそこで終了した。
続いてQ2はウォーキンショーがアタック。午前のセッションで満足できるタイムが出せていなかったウォーキンショーは、Q2では午前のセッションのタイムを上回ることに成功し、9番手で予選を終えた。
クルマのバランスは向上しているので、明日のレースでは開幕戦のような追い上げを見てもらいたい。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「岡山に比べると予選がよかったのでホッとしています。クルマのバランスもいいので、明日は表彰台に登れるんじゃないかな、という希望的観測は持っています。しかし、しっかりと戦略を組んで明日に備えたいですね」
安藤博之エンジニアのコメント
「午前のセッションは高木さんにコンパウンドの比較をしてもらい予選のタイヤをチョイスしました。次にウォーキンショーには長めに乗ってもらい、セットアップを進めようと思いましたが、赤旗で中断になってしまい予定していた周回数を走れませんでした」
「予選は二人のタイムを比較して、Q1は高木さんに行ってもらうことにしました。Q1は問題なく8番手で突破できました。Q2はウォーキンショーのドライビングスタイルに合わせてセット変更をしてアタックしてもらいました。何とか9番手のタイムを出すことができたので、よかったです。明日は戦略とセットアップを見直して上位を狙いたいです」
高木真一選手のコメント
「午前中は昨年のセットやタイヤの比較をしながら進めました。今回はタイヤが硬めで気温も低めだったので、昨年のここの予選よりは若干タイムがドロップすると思います。予選は4周目で熱が入ったので、アタックしました。もっとタイムを縮めることができそうでしたが、Q1突破が確実になったのでそこでアタックを終了しました」
「Q2に向けてショーンはボクと乗り方が違うので、彼の乗り方に合わせてセットを変えてもらいました。データロガーもすべてチェックできてないので、ショーンに合ったセットをもう少し勉強して、高いレベルで二人がいいタイムを出せるようにしたいです」
「レースに向けてはサファリの時にいいセットが見つかったので、明日は少しずつポジションを上げていけるように頑張ります」
ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「午前はクルマのセットが決まっていませんでしたが、徐々によくなってきました。予選では6番手のクルマと大きな差が無かったので、そのくらいのポジションまで行きたかったです。決勝に向けてはバランスが向上しているので、いいレースができると思っています」