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スーパーGT第2戦富士:「ニスモの2番手は嫌な感じ」GT500ポールポジション会見/立川祐路&石浦宏明

2017年05月03日 18:52  AUTOSPORT web

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2017スーパーGT第2戦富士 GT500ポールポジションを獲得したLEXUS TEAM ZENT CERUMO
5月3日、富士スピードウェイで行われた2017年のスーパーGT第2戦で、スーパーGT500クラスのポールポジションを獲得したZENT CERUMO LC500の立川祐路と石浦宏明が、予選までの流れを振り返り、決勝への意気込みを語った。

ZENT CERUMO LC500
立川祐路
「ポール(ポジション)が獲れる。富士(スピードウェイ)でも速い。そういうマシンを用意してくれたレクサスの開発陣にまずは感謝ですね。それと、きっちり予選当日にクルマを仕上げてくれたチーム、そして石浦に感謝したいと思います」

「朝の練習走行の前半に僕が乗って、そのあと後半からサーキットサファリにかけて石浦が担当したんですが、そこでしっかり(マシンを)仕上げてくれましたね。そのおかげだと思います。予選になったらだいぶクルマが良くなっていました」

「正直、練習走行の前半に自分が乗っていた時の感触では、いける自信がなかったんですけど、問題なく仕上がっていましたね。ポールを獲ったことで、よりプレッシャーが強まるところもあるので、より気を引き締めて、明日もこのままいけるように頑張ります」

「今年のマシンはレギュレーションでダウンフォースが減らされているわけですが、去年までのような富士仕様の空力が規則で使えなくなったので、(総合的に考えると)他のコースよりも影響は少ないのかもしれませんね」

「ただ、フロント(の空力)をいじれないのでリヤでドラッグを減らすようにしているんですが、どうしてもフロントだけダウンフォースがあって、リヤがない、という状態になりがちです。そこを、メカニカルグリップを含めてどうバランスさせるかが難しいですね」

「ニスモ(MOTUL AUTECH GT-R)が予選2番手に来たのは、嫌な感じです(苦笑)。クルマもタイヤメーカーも違うのでよく分からないところですが、例年暖かくなるにつれてミシュランは良くなりますし、(第1戦)岡山でああいう状況だったとはいえ、そのままということはないだろう、と僕たちも考えてはいましたけどね」

「明日は500kmという長いレースですから、タイヤを含めた決勝セットアップをどれくらい安定したペースで走れるものにできるが勝敗を分けると思います。今年は決勝日朝のフリー走行もないので、そういうことを考えると、正直、今夜はよく寝られないかもしれません」

「決勝が500kmということで、そのなかでまだ数メートルのリードを得ただけだと思っています。レース直前の走行でセットを確認することを含めて、これからきっちりと話をして、万全の態勢で決勝に臨んで、なにがなんでもレクサス久々の富士優勝を自分たちが獲りたいと思います」

石浦宏明
「今回は僕たちが本命ということを言われていて、それがプレッシャーになっていた部分もありましたし、決して順調だったわけでもなく、午前中の練習走行では小さいトラブルもあったりしました」

「本当は最後のGT500占有(走行)の時間帯に立川さんがニュータイヤでアタックをする予定だったんですが、赤旗で混走の時間が短くなったこともあり、僕が占有時間にアタックさせてもらったんです」

「ですから立川さんは1分29秒台しか経験できていない状態でQ2(に挑む)ということになって、かなり大変だったと思います。Q2の1分27秒台というのはまったく別世界だと思うので。そういう、ちょっとずつ大変なところがあるなかでも、予選に向けてのクルマのフィーリングは良く、まとめてくれたチームとQ2でタイムを絞り出してくれた立川さんに対して、ありがたいな、と思います」

「ニスモがあのままでないことは想定していましたが、第2戦にして予選でここまでくるとは正直、思っていなかったですね。予選重視ではないと思いますので、そのニスモが真後ろにいるというのは、決勝でかなりの強敵になると思います」

「長いレースですから、ポールといっても前からスタートできるというだけだと思います。ただ、僕たちはまわりを気にせず、やれることをしっかりやって、最終的にまたここ(会見場)に戻ってこられるようにしたいですね」