結婚相手を探す「婚活」をする際に婚活サイトを利用する人もいるだろう。ネットで気軽にできるので便利だが、危険も潜んでいる。
女性向けコミュニティサイト「ガールズちゃんねる」では、4月27日「婚活サイトで時間を無駄にした人」というスレッドが立った。スレ主は現在32歳という女性。婚活サイトで出会った男性と順調に交際するに至った。男性は高所得で将来への希望に満ち溢れていたといい、理想の相手だった。しかし男性は婚活サイトを利用する遊び人であることがわかり、
「結果的に無駄なお付き合いの期間を過ごして終わりでした。 同じように婚活パーティーや、婚活サイトで失敗した方、体験談をお聞かせてください」
と質問した。
二股して破局後に同じ紹介文で即再登録「テンプレかよ」と突っ込む女性
スレッドでは、「良くある話」「そりゃね うまい話には裏がある」「男を見る目」など、冷ややかな意見が並ぶ。スレ主と同様の経験を持つ人もエピソードを寄せている。
「全く同じ感じです 二股されてました。別れた次の日 テンプレかよってくらい同じ紹介文で即再登録してましたよ」
「同い年と言っていたのに、あったら、実は35歳と言われて ドン引きだったわ」
「自称『ちょっとポッチャリ』の男、168センチ90キロだった」
婚活サイトでは自分のステータスを偽って相手に接近できるため、詐欺が心配だ。国民生活センターが2013年に発表した資料では、婚活サイトで知り合った人物から投資用マンションを買わされるなどの被害が報告されている。被害者は経済的にも精神的にもダメージを被る。本来の目的から逸脱した執拗な勧誘をしてくる人物には注意が必要だろう。
「合コンなど初めから直で話せるほうがよっぽどすぐ相手がわかっていい」という意見も
一方で、
「まぁ彼のほうも、自分のカネに惹かれてフラフラ寄ってくる女を伴侶とする気など毛頭なかったんじゃないの? 」
など、収入などの条件に目がくらみ、信頼すら置けない男性に引っかかったスレ主の浅はかさをたしなめる意見もあった。スレ主は後に「年収目当てな部分があった」とコメント。サイト上から選ぶため年収や写真等で判断することになるほか、年収の良い人と結婚したいという気持ちもあったと書いた。確かに、プロフィールには限られた情報しか載らないので、仕方がないことかもしれない。
婚活サイトでは、プロフィールを見て、いいなと思う人とメッセージを交わしてから会うというステップを踏むが、一度も会ったことがない人とこうしたやり取りを重ねること自体が時間の無駄、と考える人もいた。
「それならもう婚活イベントやら合コンで初めから直で話せるほうがよっぽどすぐ相手がわかっていいとおもう」
中には、「35歳夫とトントン拍子に結婚しました」など、婚活サイトから成婚に至ったという体験を寄せたもおり、悪い人だけではないことも事実だ。実際に会ってみて、「この人は怪しい」と思ったら距離を置くなど、自衛することが大切に思う。