アンドレッティ・オートスポートからインディ500参戦を電撃発表したマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、インディカーテストデビューを前に行った簡単なシミュレーターテストでは、あまり多くのことを得られなかったと認めている。
F1バーレーンGPとロシアGPの間に行われたインディカー第3戦アラバマGPを訪れたアロンソ。初めてインディカー・レースを観戦し、アンドレッティ・オートスポートのファクトリーでシート合わせをするなどインディ500デビューに向けて準備を行った。
たんだ」
「火曜日には、午前中に3時間か4時間ほどシミュレーターを体験したよ。オーバルのクルマを初めて体験する機会だった」
「もちろん実際のクルマとはとても違うだろう。シミュレーターでは、簡単に370km/h(230mph)になり、コーナーでも何も起こらない。本当のクルマはもっと難しいと思うけど、少なくともコーナーで必要な努力を確かめることはできたよ」とアロンソ。
アロンソはプラクティス走行が始める5月15日ではなく、5月3日に最初のインディカーテストを実施する。
「テストをするまでに多くのことが残されているよ。オーバルのクルマをドライブするのにどれほど難しいのかわからないね」と付け加えた。
アメリカではしっかりとした立場をF1は得ていないが、今回のアロンソの挑戦がきっかけになるとアロンソは感じているようだ。
「インディ500がどれくらい大きいものなのか、ここ数日で自分の判断は増しているよ。どのように人々がそのレースに興奮するのか、どれだけそのレースが重要なのか。インディアナポリスやシカゴの空港を歩いた時、みんなが僕を止めて、握手を求め、応援してくれた。スペインに居ているかのようだった」