ゴールデンウイークが始まる頃になると、毎年必ずニュースで流れる「GWを海外で過ごす人々」の映像。筆者を含め、それを羨望と諦めの気持ちで眺める人も多いことだろう。朝日新聞の報道によると、4月28日~5月7日の総旅行者数は79万1300人で、今年は日の並びが良いことから前年比7.2%増の見通しだという。
しかしながら、そんな流れとは一切無縁の人たちも少なくない。4月30日には、ガールズちゃんねるに「9連休、でもお金がなくてどこも行かない人~」というトピックが立っていた。トピ主は「お金のない連休は厄介なだけです」と切り出し、色々な誘いも忙しいと断ったが、本当は死ぬほど暇だという。(文:okei)
「1人で映画って思ったけど、リア充に巻き込まれるやないかーい!」
「同じような方、語りませんか」という呼びかけには、「金もねぇ!友達もいねぇ!オラさ引きこもるだ」など、自嘲気味の声が数多く上がっている。「混雑が嫌いなので、家にこもる」という人も目立ち、連休を歓迎しない人もいるようだ。
「お金もないし旦那が仕事で連休じゃないし、買い物に行こうにも普通の休みの日より混んでるし、GWなんていいこと一つもない」
「1人で映画って思ったけど、リア充に巻き込まれるやないかーい!」
一方で、ずっと家にいるけれど、ふだんできないことにゆっくり取り組むという前向きなコメントもある。
「お金無いので、ずっとおうちです。天気が良いので珍しく洗車したり部屋の掃除しまくったりで、今は作り置きおかず作りました」
「お金なくてできること~ お散歩。 図書館で本借りて読破。ハンドメイド何か作りあげる。 ドラマ見る」
他にも、ランニングや無料のネットゲームをずっとやるという人や、中にはこんな人もいた。
「今日、1人で山菜採りに行ってきました。景色もきれいで楽しかったし、ちっとも寂しくなかったです笑」
休日の過ごし方はそれぞれで、お金をかけなくてもだれかと一緒でなくても、充実させようと思えばできるものだろう。
「連休中は全部仕事」「毎日のごはんが苦痛 主婦も休みたい」との嘆きも
しかし、充実などと考えなくても、連休で日頃の疲れをゆっくり取れるなら良いのでは。何しろ最初のレスコメントは「9連休もあるのか、羨ましいわ」という声だった。
カレンダー通りなら5連休の人は多いだろうが、有休を使うにしても全ての人が9連休を取れるわけではない。こんな声もたびたび上がっていた。
「9連休あるだけ羨ましいです。どこに行かなくてもいいじゃん わたし9連勤だから」
また、会社員だけでなく主婦からの「毎日のごはんが苦痛 主婦も休みたい」という愚痴もあった。誰かが休んで遊ぶときには、それに対応するサービス業の人たちは休めないし、むしろ普段より一層忙しいのだ。コメントの中には、「9日も休んだら休み明け仕事いくの大変そう」という声もあり、反動が恐ろしくもある。連休明けの5月病には気を付けたいものだ。