現金やチャージ済みSuicaが出品され話題になっていた「メルカリ」で、卒業アルバムが売られている――。先日、キャリコネニュースがこれを報じたところ、ネット上では「闇が深すぎる」といった声が相次いだ。
こうした反応を受け5月1日、同社は、卒業アルバムの出品の取り締まりを強化したことを明かした。
「換金性が高く、過去に不正出品があったため、旅行券の取り締まりも強化しています」
メルカリの担当者は、「個人情報保護の観点から卒業アルバムの削除を進めている」と語った。
「どういった目的で売買されているのか、正確にはわかりません。しかし購入した人が、個人情報を不当に利用する恐れがあります。これまでも削除してきましたが、現在取り締まりを強化しています」
メルカリでは、卒アル同様に旅行券の出品についても規制を強化しているという。こうした商品も、チャージ済みSuicaやパチンコの特殊景品と同じように、現金化の手段になる可能性が高いからだ。
「商品券の出品を一律で禁止しているわけではありません。個人が余った商品券を出品することは禁止していませんので、個別の商品説明や取引の形態を確認して判断しています。旅行券などの商品券については、換金性が高いうえ、これまで大量出品など不正な取引を目的とするものが見られました。そのため規制を強化しています。」
メルカリは今後もカスタマーサポートによる対応を続けるという。
「今後も利用規約だけでは判断しづらいものが出品されるかもしれません。カスタマーサポートで個別に対応することで、安心と安全の確保に取り組みたいと思っています」