WTCC世界ツーリングカー選手権の第2戦は4月29日、イタリアのモンツァでノックアウト型式の予選が行われ、テッド・ビョーク(ボルボS60・ポールスターTC1)がポールポジションを獲得した。
モロッコでの開幕戦に続き、迎えたモンツァでの第2戦。フリープラクティスからボルボ勢が速さをみせ、フリープラクティス2ではビョークが1分53秒160をマーク。ネストール・ジロラミが2番手につけていた。
迎えた予選では、Q1ではジロラミ、ビョーク、ニッキー・キャツバーグとスリップを使ったボルボ勢がトップ3を占め、ロブ・ハフ(シトロエンC-エリーゼWTCC)が4番手、ティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)が5番手に。道上龍(ホンダ・シビックWTCC)も12番手でQ1を突破した。
続くQ2では、ビョークが1分52秒202をマークするも、ホンダのモンテイロが52秒385でボルボ勢の上位独占を阻んでみせる。一方、リバースグリッドとなるオープニングレースのポールポジションとなる10番手は、トム・コロネル(シボレーRMLクルーズTC1)が獲得。道上は11番手となった。
5台で争われたQ3では、モンテイロがセクター1/2でベストタイムを更新していたものの、アスカリでわずかにワイドになってしまい、ポールポジション獲得はならず。ビョークが1分52秒505をマークし、メインレースのポールポジションを獲得した。3番手にはハフ、4番手にはキャツバーグがつけた。
「最高だよ! 予選の最初から素晴らしいクルマだった。最後のアタックではちょっとタイトに攻めすぎたけど、ちょっとクルマが浮いたくらいで大丈夫だったよ」とビョーク。予選後のMAC3でもボルボの3台がホンダを下しポイントを得ている。