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ジェンナー姉妹に初めて女装を見られた日 父であり、女性に生まれ変わった元オリンピック選手が回顧

2017年04月28日 19:54  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ケイトリン・ジェンナー「娘達に絶叫されたわ」(出典:https://www.instagram.com/caitlynjenner)
日本でも人気の高いジェンナー姉妹(ケンダル21歳、カイリー19歳)の父として知られ、過去にはオリンピックの陸上競技選手として国民に愛されたブルース・ジェンナー(67)。しかし幼い頃より「私は女」という気持ちが捨てきれず、何度か女性と結婚・離婚をした末にブルースは女性として生きようと決意する。そして2015年に「私、女なんです」とTVでカミングアウトし名前をケイトリン・ジェンナーに変更した。そんな彼女の娘達は、子供の頃に初めてケイトリンのただならぬ姿を偶然にも目撃してしまったという。“188センチの大男”のドレス姿を目にした娘達は「さすがに声をあげて驚いた」というが、その女装男の正体は分からなかった…?

2015年に「私は女なんです」とカミングアウトし、男性として生きた長い年月に別れを告げたケイトリン・ジェンナー。そんな彼女も過去には女性を愛し、子供にも多く恵まれた。うちモデルやタレントとしてマルチな活動を展開するジェンナー姉妹ことケンダルとカイリーは、子供の頃に父の女装姿をコンピュータ画面で目撃し叫び声をあげて驚いたという。その日の出来事を、ケイトリンは自著『The Secrets of My Life』の中でこう振り返っている。

「家族全員が外出していたので、私はドレスで着飾りました。」
「そして自分の姿を確認すべく、カイリーの部屋に行きました。カイリーの部屋には、全身が映る鏡が置いてあったからです。」

しかし当時、ジェンナー姉妹は部屋のコンピュータをオンにしウェブカメラで部屋の様子を撮影していたのだ。年の近い姉妹だけに洋服を勝手に拝借し合うこともあったらしく、それが気に入らない姉妹は「クローゼットからコッソリ服を持ち出す姿を証拠に残してやろう」とカメラをオンにしていたそうだ。しかしその夜、帰宅した娘達はコンピュータに残っていた映像に愕然としたという。

「そう、2人が母親の部屋に走って行くのが聞こえたのです。『ああ、どうしよう。コンピュータの画面に映っているのは何なの?』と叫びながら。」

しかし姉妹はまだ幼く、「幸いにも父が女装しているとは気づかなかった」とケイトリンは綴っている。

だがカイリーはケイトリンのカミングアウト後に「実はずっと知っていた」と告白しており、「それなのに父はそれを認めなかった。決してね」「嘘なんてついてほしくなかったわ。真実を語ってほしかった」と話していた。

ちなみにケイトリンはカミングアウトを機に人気誌表紙を女性の姿で飾ったが、子供達は当然ながら戸惑った様子をみせたのだそう。その際ケイトリンは「私は65年も悩んだのよ、分かる?」と子供達を諭したというが、父が家庭で隠れて女装しているのを知りながら話せずにいた子供達もまた、人には明かせぬ複雑な思いを抱き苦悩していたようだ。

出典:https://www.instagram.com/caitlynjenner
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)