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スーパー耐久ST-TCRクラスに新車種登場! AdenauがゴルフGTIを投入へ

2017年04月28日 17:02  AUTOSPORT web

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第3戦鈴鹿からスーパー耐久ST-TCRに登場するAdenauのフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR。カラーリングも存在感抜群だ。
2017年からスーパー耐久に設けられたST-TCRクラス。世界中のツーリングカーレースに導入されているTCR車両が使用されているが、このクラスに新たにフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRが登場することになった。

 ST-TCRは、TCRインターナショナルシリーズをはじめ、世界中で活況を呈しつつあるツーリングカー車両『TCR』を使ったカテゴリー。すでに第1戦もてぎには童夢が走らせた2台のホンダ・シビックTCR、そして最新のTCR車両であるアウディRS3 LMSが2台登場していた。

 そんなST-TCRに、新たなエントラントが登場することになった。TCRインターナショナルシリーズでは首位を争う1台である、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRだ。走らせるのは、スーパーGTやスーパー耐久で長年活躍してきたレーシングドライバー、密山祥吾が率いるガレージ『Adenau』だ。

 東京都国立市に居を構えるAdenauは、外国車のチューニングやメンテナンスを中心としながら、2016年まではスーパー耐久ST-Xクラスに参戦しつつ、フォルクスワーゲン車のチューニングパーツ『Racingline』の輸入・販売を手がけてきており、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRはまさにうってつけの一台と言える。

「弊社は『Racingline Japan』として多くのフォルクスワーゲンオーナー様に、フォルクスワーゲンの『楽しさ』、『素晴らしさ』をこのTCRマシンを通じて発信していけるよう精進致します。チーム詳細などは、改めてご報告させていただきます」と昨シーズンからゴルフGTI TCR導入を検討してきた密山はコメントする。

 Adenauが走らせるフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRは、6月10~11日に鈴鹿サーキットで開催される第3戦がデビュー戦となる。スーパー耐久におけるTCRは今後ますます存在感を増しそうだが、すでにデビューした2車種については、4月28日発売のオートスポーツNo.1455でも掲載されているのでぜひチェックを。