TCRインターナショナルなどに参戦していたアメリカ人ドライバー、ケビン・グリーソンがWTCC世界ツーリングカー選手権モンツァへスポット参戦する見込みだ。
グリーソンはシリーズ発足初年のTCRインターナショナルに参戦。シーズン2勝を挙げ、ドライバーズランキング5位につけたほか、2016年も数戦にスポット参戦し、マレーシア・セパンで行われた第20戦を制している。
そんなグリーソンは今季、TCRからWTCCへ活動の場を移すこととなる。グリーソンはRCモータースポーツが走らせるラーダ・ベスタWTCCでシリーズデビューを果たす見込み。
この結果、イタリア・モンツァで行われる第2ラウンドには16台のマシンが揃うこととなる。
チームとグリーソンは現地火曜日、フランス・マニクールにあるRCモータースポーツの拠点でテストを実施している。
「先週までTCRインターナショナルシリーズに参戦するための契約に取り組んでいたから、一週間後にWTCCのグリッドを手に入れられたなんて少し驚いたよ」とグリーソン。
「ここ数年、WTCCの情報は追っていたし、いくつかのレースは見に行った」
「プロ意識の高さ、参戦するドライバーのスキルの高さにも感銘を受けた。だからRCに加入する話を貰ったとき、僕はそのチャンスに飛びついたんだ」
「トップレベルのドライバーたちに加わり、激しいバトルを演じるのが楽しみだよ」
「ひとつ残念なのは、突如参戦することになったかから、マシンを初めてドライブしたのが直前だったこと。モンツァでは過度な期待を抱かないようにするよ」
現時点で正式発表はされていないものの、RCモータースポーツはモンツァラウンド以降もグリーソンを起用したい意向だという。