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AV出演強要問題、国がシンポ…被害者「心に留めておいて」女子大生1800人に訴え

2017年04月26日 21:23  弁護士ドットコム

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アダルトビデオ(AV)出演強要問題について考えるシンポジウムが4月26日、東京・世田谷の昭和女子大で開かれた。主催は、同大学と内閣府。過去にAV出演強要の被害にあったことを告白したYouTuberのくるみんアロマさん、被害者支援の活動をしているNPO法人ライトハウス代表の藤原志帆子さんらが登壇した。


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AV出演強要の問題をめぐっては、政府が3月末、緊急対策を発表した。進学や就職などで生活環境が大きく変わる4月について、JKビジネスも含めた「被害防止月間」と位置づけ、被害防止を呼びかける街頭キャンペーンや、女子大生を対象としたシンポジウムを開催することを決めた。今回のシンポもその一環で、昭和女子大の授業として実施された。


シンポジウムの前半では、元官僚の坂東眞理子・昭和女子大理事長と加藤勝信・内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が、「女性活躍のために大学ができること」をテーマに対談。後半では「若年女性の性暴力被害の根絶を目指して」と題して、くるみんアロマさん、藤原さんらがリレートークをおこなった。


現在、YouTuberとして活動しているくるみんアロマさんは、街中でスカウトから声をかけられたあと、夢を利用されてAV出演にまで至ったという経験の中から、当時心に残った言葉を語りながら、「心のどこかに留めておいてほしい」と女子大生たち約1800人に訴えた。


(弁護士ドットコムニュース)